恋人の自転車のタイヤがぺしゃんこだと聞けば、返事は「わかった」のひと言だけ。なのに20分後には、空気入れを提げて恋人の住まいの駐輪場に立っている。ツンデレヤンキー(LCPE)は、照れが言葉を短く削るぶん、気持ちが足と手のほうへ回ってしまう人です。好きな人とのことは自分で決めて動きたく、心の温度は高く、一度決めた相手からは目を離さずにいたいほうです。

そのぶん、言葉と行動のあいだには、いつも少し隙間があります。隣にいたい、声を聞いていたいという甘えたい気持ちも、口に出す前に照れが割り込んで、別の形に姿を変えがちです。照れ屋なのに引かず、熱いのに口は重い。その組み合わせが、このタイプの恋に独特の歩幅をつくっています。

ひとことで言うと

  • 口にする言葉は少なくても、気持ちの大きさは動く速さと手間のかけ方に表れる
  • 恋人の大事な日の夜には、会う約束を先に置いておき、その日がどう転んでも同じ場所で待っている
  • 始めるのは速いのに、終わらせるのは苦手で、電話を切る役や、帰ろうと言い出す役は相手に預けたがる
しずく
口数の少ない人の「おつかれ」って、長い励ましより胸に残る日があるんですよね。短いぶん、選んだ言葉なんだとわかるからでしょうか。

LCPE

  • リードの役割 Lリードしたい F相手に合わせたい
  • 甘え方 C甘えたい A甘えられたい
  • 感情の温度 P情熱的 R現実的
  • 恋愛への向き合い方 E真剣・一途 O楽観・自由
文字の読み方はShizuku編集部の解釈です

ツンデレヤンキー(LCPE)とは

恋人が新しい職場へ初めて出勤する朝。ツンデレヤンキー(LCPE)は、いつもより1本早い電車に乗り、恋人が乗り換える駅の連絡通路で待っています。言うのは「いってらっしゃい」のひと言だけ。そのためだけに遠回りをしてしまう勢いに、情熱的なPが出ています。恋人の背中が人の流れにまぎれると、来た通路を足早に引き返していきました。

昼休み、スマホの画面を点けては消すのを何度か繰り返したあと、「今夜7時、駅の北口」とだけ送ります。行き先は書きません。店は着いてから2人で決めればいい。待ち合わせの時刻と場所だけは先に置いておくところに、リードしたいLがあります。

実はこの約束は、転職が決まった日から決めていたものでした。初日がうまくいっても、いかなくても、その夜は同じ時刻に同じ改札で会う。出来によって会い方を変えないと決めておくのが、真剣・一途のEです。改札に現れた恋人の顔が晴れていても曇っていても、最初のひと言は「おつかれ」と決めてあります。

帰ってからの電話も、なかなか終わりません。話題が尽きかけるたびに別の話を持ち出し、最後は「そっちから切って」。声をもう少し聞いていたいという甘えたいCが、終わり際になってこぼれます。Shizuku編集部の解釈では、この一日の動きにP・L・E・Cを当てはめています。

ツンデレヤンキー(LCPE)の照れと熱が同居する場面

天気アプリに、気になる人の街をそっと足す

好きかもしれない、と思い始めたころ。ツンデレヤンキー(LCPE)のスマホの天気アプリには、住んでもいない街の名前がひとつ増えています。気になる人が暮らしている街です。本人には何も言いません。ただ、その街に夕方から雨のマークがついた日は、「今日、帰り早い?」と用件のない連絡をしてしまう。

告白は、自分のバスが近づいてから口にする

毎朝同じバス停で顔を合わせ、天気の話くらいはするようになった人がいる。ある朝、自分の乗る系統のバスが角を曲がってきたところで、ツンデレヤンキー(LCPE)は「前から気になってました。今度、ごはんに行きませんか」と早口で言い、扉が開くと乗り込んでしまう。窓の外で、相手が何か言いかけたのが見えました。

決めたら言わずにいられないLとPの勢いと、顔を見ていられない照れとが、同じ数秒に押し込まれた告白です。次の停留所で降りて、来た道を走って戻ると、その人はまだ同じ場所に立っていました。

並んで座ると、肩が触れるところまで寄っていく

ソファでも公園のベンチでも、恋人と並んで座ると、ツンデレヤンキー(LCPE)は少しずつ距離を詰めていきます。肩が触れたところで止まり、何事もなかった顔で前を向いている。恋人が「近いね」と笑うと、「狭いから」と返しながらも、離れようとはしません。

甘えたいCは、このタイプでは言葉より先に体の位置に出ることがあります。寄りかかるところまではいかなくても、触れている肩の分だけ、そばにいたい気持ちは伝わっています。

恋人の落書きを、額縁に入れて部屋に飾る

恋人がメモ用紙の端に描いた、丸くなって眠る猫の絵。見せられたツンデレヤンキー(LCPE)は「うまいじゃん」とだけ言って返します。ところが次に恋人が部屋を訪ねると、その紙が小さな額縁に入って、本棚の上に立てかけてある。

「なんで飾ってるの」と聞かれても、目をそらしたまま答えません。言葉は短く切り上げるのに、気に入ったものを大事に扱う手間は惜しまない。照れと熱が、同じ一枚の紙の上でぶつかっています。

友人の祝いのスピーチは、三行の原稿で声が揺れる

長年の友人の結婚を祝う会で、スピーチを頼まれる。ツンデレヤンキー(LCPE)が用意した原稿は、たった三行でした。「おめでとう。いい顔してるね。何かあったら呼んで」。ところが本番、1行目を読んだところで声が揺れ、にぎやかだった会場が静かになる。

短い原稿にしたのは、長く話せば泣いてしまうと自分でわかっていたからでしょう。それでも最後の「何かあったら呼んで」だけは、震えずに言い切りました。三行のうち、この人がいちばん渡したかったのは、その約束の一行です。

気持ちが沈んだ日は、用もないのに顔を見に寄る

職場で思うように進まなかった日の帰り、ツンデレヤンキー(LCPE)はいつもの駅を乗り過ごし、恋人の最寄り駅で降ります。住まいのインターホンを押し、出てきた恋人にコンビニの袋をひとつ渡して、玄関先で10分ほど他愛ない話をする。何があったのかは言いません。「じゃあ」と手を挙げて、そのまま帰っていきます。

話を聞いてほしいわけでも、慰めてほしいわけでもない。ただ、顔を見られる場所に少しのあいだ身を置きたい。甘えたいCは、沈んだ日ほど、言葉より足のほうを恋人へ向かわせるようです。恋人が「今日、何かあったのかな」と気づくのは、ドアを閉めたあとになることが多いでしょう。

ツンデレヤンキー(LCPE)の強みと弱み

強み

  • お世辞を言わないぶん、ほめ言葉が信用される ふだんの口数が少ないので、「その考え方、好きだな」のひと言が出た日は、恋人も友人も本気の評価として受け取る
  • 謝る言葉は短くても、直した癖は戻さない 「ごめん」のひと言のあと、指摘された脱ぎっぱなしの上着や置きっぱなしの鍵を、翌日から本当に改める
  • 遅刻や予定変更の連絡が早い 遅れそうだとわかった時点で知らせるので、待つ側が時間を持て余さずにすむ
  • 人の頑張りを、本人のいない場で詳しく話す 面と向かっては「いいね」のひと言で済ませる分、どこがよかったかは周りに詳しく話していて、回り回って本人の耳に届く

弱み

  • 不慣れな姿を見せたがらない 恋人に誘われた初めての遊びほど「今回はいい」と見送り、一緒に始められたはずの楽しみを逃してしまう
  • 2人の写真に、自分が写っていない 「一緒に撮ろう」と言われると照れてカメラ役に回り、あとで写真を見返すと恋人ひとりの写真ばかりが並んでいる
  • 好意の言葉を「伝わっているはず」で省く 行動で示しているつもりで、好きだと口にしないまま季節がひとつ過ぎ、恋人をふと不安にさせる
  • 心配が顔と動きに出すぎる 恋人が少し疲れた顔をしただけで週末の予定を全部取りやめようとし、かえって恋人に気をつかわせる

どちらも初めての遊びなら、下手であることは恥ではなく、2人で笑う材料になります。不慣れな姿を見せたくない気持ちが顔を出したら、恋人の得意なことに付き合うより先に、2人とも経験のないことを1つ選んでみてください。2人とも触ったことのない凧を、河川敷で揚げてみるくらいで十分です。同じところから始めれば、どちらが先にうまくなっても、悔しさより面白さのほうが勝ちます。

照れが消える夜と、電話を切ったあと

恋人が声を詰まらせた夜は、言葉がまっすぐ出る

夜遅く、恋人から電話がかかってくる。職場で理不尽な言われ方をしたらしく、話の途中で何度も声が詰まります。こういうとき、ツンデレヤンキー(LCPE)からは照れがすっと消えることがあります。「それはつらかったね。話してくれてよかった」。自分の気持ちを見せる場面では出てこない言葉が、相手を支える場面では迷わず出てくることがあるのです。

照れが働くのは、自分が見られていると感じるときなのでしょう。恋人の痛みに意識が向いているあいだは、照れる自分を気にかける暇がありません。

まっすぐだった言葉は、取り消さずに置いておく

電話を切った直後、照れはまとめて戻ってきて、恋人から届いた「さっきはありがとう」に「あれは忘れて」と打ちかけてしまう。その一文は、送らずに消してしまって大丈夫です。恋人にとってさっきの言葉は、照れ屋のこの人がくれた、ほかに代えのきかないもの。「忘れて」と言われれば、恋人はそれを大事にしまっておく場所をなくしてしまいます。返事は「どういたしまして」でも、スタンプひとつでも構いません。取り消さないこと自体が、さっきの言葉の続きになります。

名前の「ヤンキー」が示す、筋の通し方

Shizuku編集部の見立てでは、名前の「ヤンキー」は荒っぽさではなく、仲間と認めた人への義理堅さを指しています。

世話になった人の頼みには、理由を聞く前に返事をする

新人のころに仕事を一から教えてくれた元上司から、久しぶりに連絡が来る。「週末の地域の清掃、人手が足りなくて」。ツンデレヤンキー(LCPE)は、詳しい話を聞く前に「行きます」と返しています。当日は軍手を2組持っていき、ひと組を元上司に渡して「あのとき教わった分です」とだけ言う。

気まずくなった旧友の店にも、最後の日は顔を出す

ささいな行き違いから口論になり、それきり連絡を取っていなかった友人。その人が営む小さな食堂が今月で閉まると、共通の知人から聞く。ツンデレヤンキー(LCPE)は最後の営業日の夕方、カウンターの端に座って、昔よく頼んだ生姜焼きを注文します。帰りぎわに「おいしかった。ここ、好きだった」とだけ言って店を出る。気まずさより先に、通わせてもらった店への恩が立つのです。

みお
義理堅い人って、お礼の言葉より、次に会ったときの動きで返してくるんだよね。こっちが忘れたころに、ちゃんと。

ツンデレヤンキー(LCPE)と相性が良いタイプ

照れて言葉は削れても、決めた人のそばを動かない。ツンデレヤンキー(LCPE)の相性表では、その一途さに相手がどこまで付き合えるかが、点数の分かれ目のひとつになります。自由なOを持つ8タイプで6点のAランクに入るのは不思議生命体(FARO)だけで、残る7タイプは5点以下。Sランクに並ぶのは、8点の敏腕マネージャー(FARE)と、7点の最後の恋人(FAPE)・カリスマバランサー(LARE)です。

同じく甘えたいCを持つ相手とは、甘え方の軸が0点になります。それでも、リードの役割、感情の温度、恋愛への向き合い方の3つで2点が入るちゃっかりうさぎ(FCRE)は、6点のAランクに届きます。いちばん低いのは、2点が入る軸のない主役体質(LCPO)で、8点満点の2点です。

結論から見る

ツンデレヤンキー(LCPE)の相性

全16タイプの順位と点数を見る

判定はShizuku編集部が4つの軸の組み合わせから算出した独自の目安です。判定の仕組みを見る

相手ごとの詳しい解説はツンデレヤンキー(LCPE)の相性ランキングで、恋愛での振る舞いや距離の縮め方はツンデレヤンキー(LCPE)の恋愛傾向と落とし方で紹介しています。

ツンデレヤンキー(LCPE)の性格に関するよくある質問

Qプレゼントを渡す瞬間が、どうにも照れくさくて苦手です
A

いざ渡す段になると、紙袋ごと押しつけるようにしてしまう。受け取る人の顔を正面から見ているのが、照れくさくて仕方がないのでしょう。渡すときに「家に帰ってから開けて」とひと言頼んでおくのも手です。目の前で包みを開けられる数分がなくなるだけで、渡す動作はずっと自然になります。感想は、恋人が落ち着いてから届くものをゆっくり受け取れば足ります。

Q恋人から、気持ちをもう少し言葉で聞きたいと頼まれました
A

恋人が待っているのは長い愛の言葉ではなく、短くても確かなひと言だったりします。照れの強いこのタイプなら、目を合わせずに済む時間を選ぶやり方が合っています。台所で並んで皿を洗っているとき、夜道を同じ方向へ歩いているとき。前を向いたまま「一緒にいると落ち着く」と言ってみる。顔が見えないぶん、照れも少し和らぎます。

Q好きな人ができると、かえってそっけなくなってしまいます
A

気持ちが大きいほど、それを見抜かれたくない照れも大きくなる。ツンデレヤンキー(LCPE)の恋の始まりには、珍しくない流れです。リードしたいLを持つ人にとって、好意を先に見透かされるのは、主導権を手放すように感じられるのかもしれません。ただ、そっけなさが出るのは、たいてい会話の言葉の上だけです。誘いへの返事の早さや、相手が前に話したことへの反応の細かさまでは、照れも隠しきれません。相手のほうが先に、こちらの本音に気づいていることも少なくないでしょう。

Q一度「いらない」と言うと、あとで欲しくなっても言い出せません
A

差し出されたデザートを断った5分後に、やっぱり食べたくなる。言い直せば済むと頭ではわかっていても、断った手前、照れくさくて言い直せない。欲しがっている自分を見られるのが、このタイプは気恥ずかしく感じやすいのでしょう。変えるなら、断るときの言葉のほうです。「いらない」ではなく「今はいい」。時間を区切った断り方にしておけば、あとで「やっぱりひと口」と言っても気まずさが少なく、照れの出番がひとつ減ります。

Q友人に「ツンデレだね」とからかわれるのが、少し複雑です
A

照れを見抜かれたうえに名前までつけられたようで、居心地が悪くなるのは自然なことです。ただ、呼び名に合わせてわざと素っ気なくふるまう必要も、照れを消そうと力む必要もありません。照れは、その人の前で気持ちが動いている合図でもあり、無理に直すものではないからです。親しい間柄だからこそ出てくる軽口であることもあります。言い返す言葉が見つからない日は、「まあね」と笑って受け流せば十分です。

まとめ

このタイプの一途さは、言葉より、決めたことを曲げない手つきに出てきます。大事な日の夜は同じ時刻に同じ改札で待ち、口にしたひと言は取り消さない。照れて言えないことが多いぶん、一度決めたことを最後まで守り通す手堅さが、一途さの中身になっています。

私たちの目には、ツンデレヤンキー(LCPE)は、照れで口を閉ざしたまま、好きな人のいるほうへ何度でも足を運んでしまう人に映ります。

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