配信で月100万円以上稼ぎ、大手企業の内定を蹴ってまで女性用風俗の道を選んだオアシス横浜店代表の湊あおい。
22歳で女性用風俗業界に飛び込み、わずか3年で年間MVPや全国No.1の座を獲得。
月間売上1000万円を超え、セラピストから店舗オーナーへと成長した彼が語る、「人との繋がり」と「価値の提供」に見出した本当のやりがいとは。
さらに、今年3月オープンした渋谷店の裏側や、自らの挑戦について語ってくれました。
ぜひ、最後までご覧ください。
大学卒業後に女性用風俗の世界へ
セラピストを始めてもうすぐ4年目に突入しますが、その前は自分で事業を運営しておりました。
最初は配信活動からスタートし、その後配信の事務所運営も手がけるようになりました。
さらにアパレル事業も立ち上げ、その後に女性用風俗の世界に足を踏み入れたという経緯です。
大学を卒業されてすぐに女性用風俗業界に入られたのでしょうか。
学生時代からの配信活動とビジネス感覚の芽生え
知人から紹介された現在のオアシス代表の翔輝さんと関わるうちに、オアシスへの想いや業界そのものに興味を持ち、挑戦してみようと思うようになりました。
配信活動以外に学生時代に取り組まれていたことはありますか?
配信活動を通じて「何かを生み出すこと」が好きだと気づきました。
最初は友達を応援するために配信を見ていただけでした。
自分も試しに配信を始めてみたところ、「自分で何かを生み出してお金をいただく」ことにやりがいを感じ、積極的に活動するようになりました。
大学でミスコンの応援のために配信を見た時に「昔やっていたな」と思い出し、懐かしさから再開したという面もあります。
「有名になりたい」という野心はなく、単純に楽しいから続けていた感じです。
配信活動で得た気づきとアパレル事業への展開
2ヶ月目ぐらいになると投げ銭が月に30万から50万円ほどになり、配信に対する視野が広がり始めました。
当時配信していた配信アプリでは、イベントで優勝するとランウェイを歩く機会や雑誌掲載などの特典があります。
1日3時間ほど配信することも苦にならず、とても没頭していましたし、毎月100万円以上の投げ銭をいただけるようになったときから、自分の見た目や印象にも気を配るようになりました。
しかし他の事業に展開していくためには、視聴者に応援してもらえるようなストーリー性が必要だとも気づきました。
そして配信コミュニティの中でアパレル事業を展開して、より視聴者との距離を近くすることを考えていました。
ただ雑談をして、お金をいただいている状況に罪悪感が芽生えていたんです。
アパレルの商品など具体的な形のあるものを提供したり、YouTube広告収入という形にできたら、視聴者の方に何か返せると思ったんです。
もう一つの理由は、配信アプリのイベントで有名YouTuberとコラボできる機会に自分のブランドの服を着用すれば、一石二鳥でブランド名も広がると考えたことです。
女性用風俗業界との出会いと興味を持ったきっかけ
同時に就職活動も始めていて、あるメガベンチャー企業から内定をいただきました。
ちょうどその時期に、オアシスの代表である翔輝さんから新店舗オープンの話もいただいたのです。
当時はタイミングが合わず、一度は話が流れましたが、大学4年になる直前に再度声をかけていただいたんです。その頃には配信事業はほとんど撤退していました。
しかし、半年ほど女性用風俗で働いてみると「自分で営業してお客様に利用いただき、自ら接客して価値を感じてもらい、リピートしてもらう」というプロセスに大きなやりがいを感じるようになりました。
インターン先の大企業でもマーケティングを経験しましたが、大きな事業の一部分だけを担当する形でした。
「自分で全てを動かしてお金を生み出す働き方」の方が自分の性格に合っていると再認識した結果、女性用風俗の道を選びました。
さらに、大学4年の12月頃、翔輝さんと私の将来について相談したときに、「1年半後くらいには自分の店舗を持てるかもしれない」という可能性が見えてきました。
そこでメガベンチャー企業の内定をお断りし、自分の店舗を持つことを目指す決意をしたのです。
対人恐怖症のお客様を変えられた経験
これまで取り組まれてきた配信やアパレル事業と女性用風俗とでは、かなり業界が異なるようにも感じます。
業界へのこだわりはなかったのでしょうか。
やはり、お客様から「お金以上に癒しをもらった」という感謝の言葉をいただけるのが大きかったんです。人と人との繋がりを感じられて、自分が価値を提供できているという実感があって、この業界ってすごいなと思いました。
配信活動のコミュニティがあったと思いますが、友人と一緒に女性用風俗業界へ進むという話にはならなかったんですか?
でも女性用風俗に関しては、配信活動での罪悪感や自己肯定感が低下していた自分に「自信を持てるようになりたい」という理由で始めたので誘いづらかったですね。ただ、友達に女性用風俗でセラピストをすることを友達の何人かに伝えたら、1人だけ入ってきた感じでした。
人間性の部分も含めて、性感やエスコートなどの技術面も、もっと向上していきたいと思っています。
ただ、自分では悪い部分だと思っていたことを、お客様が「そういうところが気に入ってリピートしている」と言ってくださったことがあります。
「そこは自分のいいところとして認めていいんだ」と思えるようになりました。
そういった意味では、昔よりは自信が持てるようになりましたね。
初めて会った時は本当にハグすらできないくらい震えていて、おしゃべりだけで終わりました。
その後DMのやり取りをして、3ヶ月から半年ほど音沙汰がなかったんです。
あまりよい体験を提供できなかったのかなと反省していました。
でも、半年後に連絡があって、私との会話を通じて「行動しよう」という気持ちが芽生えたと言われました。
「婚活やコミュニケーションができる場所に勇気を出して参加できるようになった」というお声をいただき、「人の人生に何かを与えられることってあるんだな」と感じました。それはすごくやりがいになりました。
女性用風俗の業界は、名前だけ聞くと露骨なエロの印象を持っている方も多いと思います。
ですが、実際には心に寄り添っていたり、対人恐怖症が改善していくような側面もあることもよくわかりました。
オアシス代表の翔輝さんとの出会いと店舗運営
ですが、進路や将来に迷っていた12月から2月頃には翔輝さんと深く関わるようになる中で、翔輝さんの人間性に惹かれ、「この人についていきたい」と思い、みちる(現:オアシス)で新店舗を持ちたいと考えるようになりました。
これまで配信事務所やアパレルでも年上の方と仕事する機会は多かったですが、翔輝さんのような方は初めてでした。
当時の私は、今ほどセラピストに熱量が高くなかったと思いますが、それでも毎日コミュニケーションを取って、セラピストに必要なことをたくさん教えてくれました。
例えば、私が「こういうストレッチがいい」と話すと「教えてよ」と言ってくれます。
新人の私にも、そういう態度で接してくれることがすごいと思いました。そして誰よりも行動力があることも魅力です。
横浜店オープンと店舗運営の課題
これまで経験したことがない領域でしたので、なかなか手こずりました。他は求人面で苦労しましたが、初めから予想できていたので工夫しながら対応しています。
横浜店は8月オープンで、5月のセラピストグランプリ終了後に店舗を任されることが決まりましたので、その前から準備をしてました。
去年の1年間の成績が良かったことで店舗を持てるようになりました。
カネキはデビュー当初、私とのダブルセッション後に「もっと売上を上げるにはどうすればよいか」と相談してくれました。
その時に、カネキと幼馴染のエルもセラピストとしてデビューしたので、2人に教えながらセラピストとしても活動してました。そんな中で、カネキが東京で挑戦したいと言った時に「一緒に店舗をやりたい」と思ったんです。
当初は2024年2月の新店舗オープンを目指していましたが、立ち上げの準備などタイミングが合わず8月になりました。
一緒にお客様へダブルセッションをした後、カネキから相談があり、毎日電話するくらい関わるようになりました。
ただ、カネキとエルが所属していた他店の子たちに無料で講習をやったりしていて、オーナーの方とも関係値がすでにあった状態で、しっかり話し合った上での迎え入れでした。
カネキやエルも東京で働きたいという気持ちが明確にあったので、問題にはならなかったですね。
あおいさんのパートナーシップの作り方も素敵です。オープニングスタッフは何人だったんですか?
渋谷店の立ち上げと複数店舗運営をする想い
セラピストを兼務しながら複数店舗を運営することになった背景は、どのような流れだったのか教えてください。
2店舗目を持つきっかけは、そもそも「店舗を持ちたい」と思った時から、1店舗だけでなく複数店舗を持つという想いがありました。
例えば、「カネキが活躍して、いずれはエルが横浜店の店長」、「カネキが渋谷店の店長にあって私がオーナー」という形で、セラピストのキャリアアップも進めていきたいんです。そのためには、複数店舗を運営していく必要があります。
所属スタッフがそのまま移るのか、別途求人施策を頑張るのか、どのように2店舗目のオープン準備を進めたのでしょうか。
ただし、エルに関しては、いずれ横浜店を任せていきたいという思いがあるので、横浜に在籍し続けてもらう予定です。
彼らを徐々に転籍させる形で、2店舗のバランスが取れた運営ができるわけですね。
オアシス横浜店としての独自性
私自身がもっと知名度をつけて、お客様の集客にも貢献していきたいという思いがあります。
また、店舗の雰囲気として「和気あいあい」とした環境を目指しています。
セラピスト同士はもちろん、お客様とのコミュニケーションの機会を多く設けて、「オアシス横浜店」や「オアシス渋谷店」という店舗そのものを好きになってもらう取り組みを大切にしています。
もう一つの特徴は、施術技術に重きを置いていることです。
オアシス横浜店では、講習を多く行っています。
私の場合は講習や研究会で実践までします。例えば指入れのポイントがずれていたら、自分の指と同時にセラピストの指を入れるなど、かなり実践的な講習をしています。
そこが他店にはない強みだと思います。また、僕たち運営側とセラピストの距離感が近いことを意識しています。
「店舗を好きになってもらう」いわゆる「箱推し」を大事にされていると思いますが、そのための取り組みはありますか?
また、公式SNS活動にも力を入れています。特に公式ツイキャスの頻度を高くして、そこでコミュニティを作っていきたいと考えています。
どんな頻度や企画でツイキャスを運営されているんですか?
企画が弱いと感じた場合は、自分の個人ツイキャスでお客様から企画案をもらうこともありますね。視聴者を巻き込んだ「参加型のツイキャス」になるよう意識しています。
例えば、ゲームをする時も、視聴者が回答を当てるような仕組みにし、見ているだけでなく参加できる要素を入れるようにしています。
ファンになる理由にもなりますし、店舗に行けない時もツイキャスをチェックしておこうという気持ちになります。
セラピストのキャリア形成支援にも力を入れる
また、女性用風俗を通じて女性の悩みを聞く機会が多いので、そういった悩みを解消できるようなビジネスも広げていきたいと考えています。
お客様やメンバーに何かを与えたいという欲求が強いのでしょうか?
人に満足してもらえた時や、教えた子たちが喜んでくれた時に達成感や喜びを感じることが多いので、そういうところを重視して仕事をしていきたいです。
そういった本を読むのも習慣にしていて、自己分析は結構していると思います。
これからも教育や人材育成に力を入れていくのでしょうか?
受験勉強の頃から人に教えるのが好きでしたし、アルバイト時代もお客様から感謝されたり、まかないを作って喜んでもらったりするのもやりがいでしたね。
自分の知識や経験を誰かに伝えて、その人が成長していく姿を見るのが何よりも嬉しいんです。
店長になりたい子、技術を極めたい子、副業として女性に満足をしてもらうことで稼ぎたい子、それぞれの思いに応えられる環境を作っていきます。
また、女性の様々な悩みに応えられるような新しいサービスの展開も検討していきます。
