女性用風俗のセラピストを選ぶとき、写真やプロフィールだけでは「どんな声で、どんな言葉をかけてくれる人なのか」までは分かりにくい。声のトーンや言葉選びは、実際に会うまで想像するしかない部分だ。
女風ドキュメンタリー(OASISグループのYouTubeチャンネル)で公開された「第6回イケボキャス」は、ツイキャスで生配信された企画のアーカイブだ。出演は、OASISグループ代表の青山翔輝、本店店長の天宮りんた、りん、イオの4人。
視聴者がコメントで送ったセリフを、4人がシチュエーションボイスとして読み上げていく。本記事では、その流れと、4人がどんな言葉をどんな声で届けたのかを文字起こしから整理する。
ルールは「笑いを取りに行ったら負け」
冒頭で確認されたのは、この企画は面白さを競うものではない、という前提だった。笑いを取りに行った時点でルールから外れるので負け。あくまでいい声でシチュエーションボイスを届けるのがイケボキャスだと説明されている。
進め方は次の2段階だ。
- ウォーミングアップ 視聴者からもらったお題に当てはまる言葉を、1人ずつ雰囲気たっぷりに言っていく
- 本番 ウォーミングアップのあと、視聴者が言ってほしいセリフを1人1人が演じる
配信が始まって間もなく視聴者は70人を超え、途中で80人台に乗った。出演者たちも「イケボキャスは人気がある」と喜んでいた。
ウォーミングアップはディズニーのアトラクション名
練習のお題として選ばれたのは「好きなディズニーのアトラクション名」。順番はじゃんけんで決め、評価の基準は色っぽさ、声の良さ、ワードセンスを合わせた「トータル」とされた。
- 1番手は「センター・オブ・ジ・アース」。地底を意識した重い声にしたところ、仲間から「怖い」「ホラーだ」と言われ、本人も「1番手でやらかした」と苦笑いしていた
- 2番手の天宮りんたは「タワー・オブ・テラー」。ほかのメンバーとは毛色の違う可愛い系の声で、「今までにないタイプ」と好評だった
- 3番手は「ソアリン」。言い終えたあとに正式名称の「ソアリン ファンタスティック・フライト」が話題になり、和やかな空気になった
- 4番手のりんは「海底2万マイル」。「すっと胸に入ってくる」「行こうと言われたら行く」と声がかかった
同じ単語でも、声の重さや温度で受け取る印象がまったく変わる。練習の段階から、4人の声の違いがはっきり出ていた。
1周目は青春と甘さのセリフ
本番は3周行われた。1周目は特にテーマを絞らず、視聴者のコメントから、ほかの3人が「この人に言わせたい」と思うセリフを選んでいる。
甘える役と王道の青春
1人目の青山翔輝には、普段の本人なら言わなそうな、思いきり甘える役どころのセリフが選ばれた。演じたあとは「重めの」「まだ自我が残っている」と仲間から評された。「ほかのセラピストに見られているのが恥ずかしい」という声も出ていた。
2人目のイオには、王道の青春ストーリーが選ばれた。演じたのは次のセリフだ。
このセリフのあと、出演者の間で「普通のコメントの方が恥ずかしい」「エロくない方が恥ずかしい」という声が続いた。色っぽいセリフに慣れているぶん、まっすぐな言葉の方が照れる、というのは意外な本音だ。
ささやく誘いと切ない告白
3人目の天宮りんたには、ディズニーに団体で来ている場面のセリフが選ばれた。「ねえねえ、ディズニー来てるのに2人きりになりたくなっちゃった。こっち来て」。ささやくような声で、「実戦までが早い」「ウィスパーがお手のもの」と称賛されている。
締めのりんには、少し切ないセリフが届いた。「俺はずっと好きだからね。振り向いてもらえなくてもずっと好きです」。仲間からは「まっすぐ行くタイプ」「先輩に告白する場面みたい」「花束を持っていそう」と、ドラマのような雰囲気が伝わったという反応があった。
2周目は「ギャップ」を狙ったS系
2周目は、いわゆるS系、サイコパス系のセリフで統一された。1周目のセリフ選びの段階から、出演者の間では「可愛い感じからのギャップで、ちょっとS気のあるサイコパス系を求めている人は多いのでは」という見立てが出ていた。一方で「意外とエロくはない」とも話している。
- 天宮りんたは、命令口調の強いセリフを担当。前半と後半で声色を変えた演じ分けに、仲間から「器を感じた」と声がかかった
- 青山翔輝に届いたのは、とびきり高級な哺乳瓶を買ってくれたら甲子園に連れて行く、という2つのコメントをつなげたセリフ。声は良いのに意味が分からない、と全員で首をかしげる回になった
- りんは、最初に別のセリフを読み間違えてやり直したあと、「何勘違いしてんの、俺の彼女になれるわけねえだろ」から始まる突き放すセリフを、すらすらと言い切った
- イオは「旦那消してあげようか。大丈夫だよ、これからは全部俺がやってあげるから安心して」。最後のひと言で雰囲気が反転する構成が「うまい」と評価された
イオの回では、コメント欄に同じ方向性のリクエストが多く寄せられていたことも話題になった。出演者たちは「みんなそれを言わせたいんだ」と驚きながら笑っていた。
3周目は大人向けに全振り
ラストの3周目は「最後はエロに全振り」と決まり、大人向けのセリフが並んだ。内容は媒体の方針で紹介を控え、ここでは演じ方と周りの反応だけを取り上げる。
1人目のりんは、相手に自分の言葉で答えさせる、言葉で導くタイプのセリフを淡々としたトーンで読んだ。仲間からは「本当にこういう言い方をする」「実際のときのトーンだ」という声が上がり、「リアルを出した」というやり取りも交わされていた。
息づかいの有無で分かれた演じ方
2人目の青山翔輝は、息づかいを交えたセリフで、仲間から「素晴らしい」「ベスト」と絶賛された。3人目のイオも息づかいを入れた踏み込んだセリフで、「リアルだ」「ちゃんとやっている」と驚かれている。
最後を務めた天宮りんたは、ほかの2人とは違い、息づかいを入れないパターンで締めくくった。演じ終えたあとは「やり切った」「全員シラフでこれ」「神回だった」と、出演者たちが手応えを口にしていた。
視聴者投票は天宮りんたが半数以上
配信の最後には、視聴者アンケートで「1位は誰か」を投票した。結果は天宮りんたが半数以上の票を集め、この回のMVPになった。
締めの場面では、ほかのメンバーから「みんな恥じらいとかじゃなくて本気だった」「やり切ってなんぼ」という言葉も出ている。最終的な視聴者は83人で、出演者は「レベルの高い回だった」と振り返った。
なお、配信の終盤には出演者個人のイベント告知もあったが、期間限定の内容のため本記事では取り上げていない。
まとめ
- イケボキャスは、視聴者が送ったセリフをセラピストがシチュエーションボイスとして演じるツイキャス企画で、笑いを取りに行くのはルール違反とされている
- 第6回は青山翔輝、天宮りんた、りん、イオの4人が出演し、青春と甘さ、S系、大人向けの3周で演じ分けた
- 出演者からは「エロくない方が恥ずかしい」という本音も出た
- 視聴者投票では天宮りんたが半数以上の票を集めてMVPになった
同じセリフのお題でも、ささやく人、まっすぐ伝える人、淡々と話す人と、声の出し方は人それぞれだった。声や話し方の相性を大切にしたい人は、こうした配信アーカイブで雰囲気を確かめてから指名を考えるのも一つの方法だ。
※本記事は、女風ドキュメンタリーの動画「第6回イケボキャス しょうき・りんた・りん・いお」の内容を文字起こしから確認して構成したものです。出演者の発言や配信の内容は撮影時点のものです。
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よくある質問
OASISのセラピストがツイキャスで配信している企画で、視聴者がコメントで送ったセリフを、出演者がシチュエーションボイスとして読み上げます。笑いを取りに行った時点で負け、というルールで、いい声でセリフを届けることが目的とされています。
OASISグループ代表の青山翔輝、本店店長の天宮りんた、りん、イオの4人です。
視聴者がコメントでセリフを送り、演じる本人以外の3人がその中から選びます。複数のコメントをつなげて1つのセリフにすることもありました。
1周目は青春や甘さのあるセリフ、2周目はS系やサイコパス系のセリフ、3周目は大人向けのセリフでした。ウォーミングアップではディズニーのアトラクション名を1人ずつ言っています。
配信の最後に行われた視聴者アンケートで、天宮りんたが半数以上の票を集めてMVPになりました。



