女性用風俗のセラピストが、声優としてシチュエーションボイス作品に出演する。そんな前代未聞の企画がOASISグループで実現した。
プロの声優である咲夜が審査員兼プロデューサーを務め、天宮りんた・いお・きょうへいの3名が1枠を争うオーディションが開催されたのである。プロの脚本家や撮影部隊を招いた本格的な制作体制のもと、約30ページの台本をダミーヘッドマイクで収録するという本気のプロジェクト。
本記事では、その緊張感あふれるオーディションの裏側を掘り下げる。

声優×女風セラピストの融合はなぜ実現したか——企画誕生の経緯と制作体制

OASISグループには、副業としてプロの声優活動を行うセラピストが在籍している。咲夜というそのセラピストは、普段は顔出しNGで活動しながらも、声の表現力において群を抜く存在である。
マイクの前で話し始めた瞬間、「物が違う」「一人だけラジオ番組みたい」と代表の青山翔輝が感嘆するほどの声質の持ち主だ。
代表とは以前から「いつか一緒に音声作品を作りたい」と話しており、2025年に入ってようやく企画が形になった。制作されるのは、女性用風俗をテーマにしたシチュエーションボイスである。
「ガルマリ」というプラットフォームで販売予定で、咲夜の音声へのこだわりが散りばめられたスタジオには、あらゆる箇所にマイクがセットされ、普段のYouTube撮影とは明らかに異なる緊張感が漂っていた。
30分かけて入念な準備を行い、参加者たちは事前に台本の練習も重ねてきた。「この日のために準備してきた」と語る天宮りんた、「設備がしっかりしすぎていて緊張が勝っている」と率直に明かすきょうへい、「配信では経験があるがリアル現場は初めて」と話すいお。
三者三様の意気込みが、オーディションの熱量を高めていった。

審査基準が明かす企画の本質——「うまさ」よりも「キャラクターとの一致」

オーディション開始前に咲夜が明確に示した審査基準が、この企画の本質を物語っている。「お芝居のうまさではなく、キャラクターに合っているかと伸び代を含めて考える。
うまくやろうとせずに自由に表現してほしい」。つまり、完璧な演技力よりも、作品世界に自然に溶け込めるかどうかが問われたのである。

Shizuku編集部
この審査基準は、セラピストの仕事そのものに通じる。技術の完成度だけではなく、目の前の相手にどれだけ「合わせられるか」が評価される世界。
お客様一人ひとりに対して最適な自分を提示するスキルは、声優オーディションの場でもそのまま活きる。オーディションの構造自体が、セラピストという職業の本質を映し出していた。
与えられた台本は約2ページ分のセリフ。幼馴染との再会をテーマにした甘いシチュエーションで、待ち合わせのモノローグ(心の中の独白)から、声かけ、散歩中の会話、そしてキスシーンまでを演じ切る必要があった。
「お前昔から結構鈍感だよな」「子供の頃は俺のお嫁さんになるって言ってくれてたのにな」。こうしたセリフを、自分の声と感情だけで表現する難しさは想像以上である。

それぞれの個性が際立った3人の演技

最初に登場した天宮りんたは、キスシーンでの臨場感が高く評価された。吐息の使い方にリアリティがあり、聴いていた審査員も思わず「エロかった」と漏らすほどであった。
「リアルでしたよね、吐息の感じ」と咲夜も称賛する。普段の施術で培った「声での表現力」がここで発揮されたと言える。
2番手のいおは、シーンごとの感情の切り替えが際立っていた。待ち合わせ場所でのモノローグから実際の会話への移行、安堵や親密さといった微妙な感情の変化が声だけで伝わってきた。
「入ってた」「なかなか良かった」と審査員2人が即座に反応するほどの没入感であった。
最後に登場したきょうへいは、最も緊張が見えたものの、練習段階からの成長が著しかった。「1番最初にやった時と比べるとめっちゃ良くなってた」という評価は、伸び代の大きさを示すものである。
3人とも「マイク乗りがいい」とポテンシャルを認められ、審査は予想以上に難航した。

声優|咲夜
キャストに選ばれたら僕が全力でお芝居のサポートをするので、安心してください。

選ばれた理由——「役として生きている」と評された決め手

審査の結果、声優デビューの切符を手にしたのはいおであった。注目すべきは、咲夜と青山翔輝の2人が、事前に打ち合わせることなく「せーの」で同時に同じ名前を挙げたこと。
この一致が選出の妥当性を裏付けている。
咲夜が語った選出理由は以下の3点である。

  • 気持ちの切り替えが細かく見えていた
  • 役として生きている感じが一番想像できた
  • イメージするキャラクターとマッチしていた

青山も「顔を見ずに台本だけ見て声を聞いていたが、一番入り込めた」と同意見であった。
惜しくも選ばれなかった2名に対しても、今後の第2弾・第3弾での出演機会が示唆された。「それぞれに依頼できれば」との言葉に、このプロジェクトが一回限りのものではないことが伝わる。
選ばれたいおは「まだリアルな気持ちになりきれないけれど、新しい一歩として全力で自分の良さを届けたい」と決意を語った。

Shizuku編集部
今回のオーディションが示したのは、「セラピストの魅力は施術室の中だけで完結しない」という事実だ。声の使い方、感情の表現、キャラクターへの没入。
これらはすべて、実際の施術中にも活かされるスキルである。OASISグループがTikTok、Instagram、ツイキャスなど多様な発信ツールを自由に使える環境を整えているのと同様、セラピストの表現フィールドを広げる試みとして、この企画は大きな意義を持つ。

セラピストの「声」が持つ可能性——施術を超えた癒し

女性用風俗のセラピストにとって、声は施術中の重要なコミュニケーションツールである。囁き声での安心感、指示を出す時のトーン、沈黙の使い方。
すべてが女性の体験に直結する。その意味で、声優オーディションはセラピストの隠れたスキルを可視化する試みでもあった。シチュエーションボイスという形式は、実際の施術を受けられない人にもセラピストの魅力を届ける新しい手段になり得る。
完成作品はダミーヘッドマイクで収録されるため、左右の耳から異なる音が聞こえる臨場感の高い体験が楽しめる。施術の物理的な要素を超えた「声の癒し」が、今後の女性用風俗業界にどのような変化をもたらすか注目される。

まとめ——エンタメと癒しの境界線が溶ける瞬間

セラピストが声優作品に出演するという企画は異色に映るかもしれないが、女性に安らぎとときめきを届けるという本質は共通している。本記事の要点を振り返る。

  • プロ声優がプロデューサーを務め、ダミーヘッドマイクでの本格収録体制を構築した
  • 審査基準は「演技のうまさ」ではなく「キャラクターとの一致」と「伸び代」
  • 3名がそれぞれ異なる強みを発揮し、施術で培ったスキルが演技に直結した
  • 第2弾・第3弾も見据えた継続的プロジェクトとして展開予定

OASISグループにはDJ、バーテンダー、元美容師、元医療従事者など多様な経歴を持つセラピストが在籍しており、それぞれの強みを活かせる場を創出してきた。セラピストの新たな一面を覗きたい方は、続報に注目してほしい。

よくある質問

Qシチュエーションボイスとは何か?
A

特定のシチュエーション(恋人との再会、デートの帰り道など)を設定し、声だけで物語を展開する音声作品である。ダミーヘッドマイクを使用することで、左右の耳から異なる音が聞こえる臨場感の高い体験が楽しめる。

Qオーディションの審査基準はどのようなものだったか?
A

演技の上手さではなく、「キャラクターに合っているか」と「伸び代」が重視された。プロの声優である咲夜が「うまくやろうとしなくていい、自由に表現してほしい」と明言している。

Q選ばれなかったセラピストにもチャンスはあるのか?
A

今回の企画は第1弾であり、第2弾・第3弾の制作が予定されている。審査員からも「別の機会でそれぞれに依頼できれば」との発言があり、継続的なプロジェクトとして運営される見込みである。

Q作品はどこで購入できるのか?
A

シチュエーションボイス販売プラットフォーム「ガルマリ」での販売が予定されている。2025年春頃の販売開始を目標に制作が進んでいる。

Qセラピストの「声」は施術にどう影響するのか?
A

声のトーンやテンポ、囁きの使い方は、施術中の安心感やドキドキ感に直結する。今回のオーディションでも、りんたの吐息のリアリティやいおの感情表現の切り替えなど、施術で培ったスキルが演技にそのまま活きていた。