女性用風俗のセラピストは、どのようにして成長していくのか。OASISグループでは、毎月セラピスト一人ひとりと対面の面談を行い、課題の洗い出しと活動方針の策定を行っている。
今回カメラが密着したのは、他店舗からの移籍組であるルイの面談だ。ビジュアルに恵まれた若手セラピストが、なぜすぐには指名が伸びないのか。面談のやり取りから見えてきたのは、「イケメンだけでは売れない」という女風業界のリアルな構造だった。
月次面談の仕組み——なぜ対面で振り返るのか
OASISグループでは、月初から中旬にかけて全セラピストとの月次面談を実施している。基本的にはオフラインの対面形式で、先月の振り返りと今月の活動方針を一緒に決めていくスタイルだ。
面談の対象となったルイは、別の女風店舗で約1年間の経験を積んだ後、OASISに移籍してきたセラピストである。デビューからまだ約2週間という時点での初回面談であり、移籍に伴う環境の変化への適応と、新しい店舗での集客立ち上げが主なテーマとなった。
ルイ自身は「思ったよりうまくいっていない。焦っている」と正直に吐露した。前の店舗からの本指名客は変わらず来てくれているものの、新規のお客様の獲得がまだ軌道に乗っていないという現状を率直に共有するところから、面談は始まった。
ビジュアルだけでは指名にならない——写真の先にあるもの
面談で最も印象的だったのは、代表の青山翔輝がルイに伝えた「イケメンだけでは売れない」というメッセージである。
ルイはビジュアル面では申し分ない。写真映えもよく、顔出しもしている。しかし、それだけではお客様の「予約する」という最後の一歩を引き出せないのだ。
青山翔輝は、写真で興味を持ったお客様が次に何をするかを具体的に説明した。アイコンをタップしてプロフィールに飛ぶ。そこで施術のスタイル、人柄、どんな時間を過ごせるのかというイメージが湧いてこなければ、そのまま離脱してしまう。つまり、ビジュアルは「入口」であって「決め手」ではないということだ。
実際に、容姿の良さだけで指名を取っていても、1回2回で飽きられてしまうケースは珍しくないという。見た目以上の深みや面白みがなければ、リピートにはつながらない——これは女風業界に限らず、対人サービス全般に通じる原則だろう。
「ギャップ」の重要性——売れるセラピストの共通点
面談の核心となったのが、青山翔輝が「指名を取る上で一番重要なこと」として挙げた「ギャップ」の話である。
女性はギャップに心を動かされる。可愛い見た目なのに施術では力強い。男らしい外見なのに話してみると意外と甘えん坊。しっかりしていそうなのにちょっとおっちょこちょい——こうしたギャップが多ければ多いほど、お客様の「もっと知りたい」という気持ちが膨らむ。
ルイの場合、これまでの1年間は「クリーンなアイドル路線」を貫いてきたという。しかし青山翔輝は、それだけでは差別化できないと指摘した。アイドルでも、人気が爆発する瞬間には必ずギャップがある。完璧にまとまった印象から一歩踏み出して、人間臭い部分や恥ずかしいと感じている一面をあえて開示していくことが、お客様の「親近感」と「興味」を同時に引き出すのだと。
ルイ自身も「自分のエロい部分や色っぽい面を発信してこなかった」と自覚しており、それが予約に結びつかなかった一因ではないかと振り返った。
ツイキャスとSNS——面談で決まった4つの改善アクション
面談では具体的な改善アクションが詳細に話し合われた。決定した施策は以下の通りである。
- ツイキャスの活用強化:写真では伝わらない声のトーン、話し方の癖、リアルタイムの反応を通じて「この人に会ってみたい」と思わせる
- 開始メッセージの工夫:「雨の日ってエロい気分にならない?」といった色気のあるメッセージと、サムネイル画像をセットで用意する
- X(旧Twitter)のKPI設定:インプレッション数ではなく「プロフィールアクセス率1%以上」を目標にする
- エロい面の発信:クリーンなアイドル路線に色気やギャップを加え、差別化を図る
投稿がどれだけ見られたかよりも、自分に興味を持ってプロフィールまで飛んできてくれた人がどれだけいるか。この指標を追うことで、本当に意味のある発信ができているかを判断できるのだ。
面談を終えて——モヤモヤが晴れた先に見える成長
面談の最後に感想を求められたルイは、「モヤモヤしていた部分が解決できた。今日からどう動けばいいかが明確になった」と語った。やるべきことは分かっているが、優先順位が定まらない。移籍直後のセラピストが陥りがちなこの状態を、面談を通じて整理できたことの安堵が表情から伝わった。
OASISグループの面談は、単なる成績の振り返りではなく、セラピスト一人ひとりの課題に寄り添った「成長プランニング」の場として機能していた。「やることは的確に教える。感覚派ではなくロジカルに、なぜやるのかを説明する。でも結局やるのは本人だ」。青山翔輝のこの言葉が、組織としての育成哲学を端的に表している。
初めての方へ——セラピストの「育成環境」もお店選びの基準に
女風のお店選びでは、セラピスト個人の魅力だけでなく、そのセラピストがどのような環境で育成されているかにも注目したい。定期的な面談や技術研修、SNS運用のサポート体制が整っているお店は、セラピストの成長スピードが速く、サービスの質も安定している傾向がある。
まとめ——「売れるセラピスト」は最初から売れるわけではない
本記事の要点を整理する。
- ビジュアルは入口:写真で興味を持たせても、プロフィールに深みがなければ予約には至らない
- ギャップが決め手:クリーンなだけでは差別化できない。人間臭い部分をあえて開示することで興味を引く
- SNSはデータドリブン:「プロフィールアクセス率1%」など具体的なKPIで発信の質を測定する
- 月次面談の価値:モヤモヤした課題を整理し、優先順位を明確にする成長プランニングの場
- 育成哲学:「ロジカルに、なぜやるのかを説明する。でも結局やるのは本人」
売れるセラピストの裏側には、地道な努力と、それを支える組織的な仕組みが確実に存在しているのだ。
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よくある質問
OASISグループでは毎月1回、対面での月次面談を実施している。加えて月の中旬にもオンラインでのフォローアップ面談があり、活動の進捗確認と軌道修正を行っている。
個人差はあるが、一般的にはデビューから2〜3か月で一定の指名がつき始めるケースが多い。SNS発信やツイキャスなど、日常的な活動をどれだけ積み重ねるかが立ち上がりのスピードを左右する。
OASISグループではSNS講習を実施しており、投稿内容やプロフィールの最適化、インプレッション分析の方法などを体系的に教えている。自由度は保ちつつも、戦略的な発信ができるようサポートする体制が整っている。
業界全体として、経験者が別の店舗に移籍するケースは珍しくない。移籍の理由は待遇面の改善、育成環境の充実、活動方針の合致などさまざまである。移籍組は基本的なスキルを持っているため、新しい環境への適応が主な課題となる。
口コミの投稿やSNSでの反応が、セラピストの活動を支える大きな力になる。特に具体的なエピソードを含んだ口コミは、新規のお客様にとっての判断材料にもなるため、セラピストにとって非常にありがたい存在である。



