セラピストの「施術中の顔」は、お客様であれば知っている。SNSで発信される「ブランディングされた顔」も、フォロワーなら見慣れているだろう。
しかし、移動中の車内でリラックスしながら語る「素の顔」を知る機会はほとんどない。今回の動画は、OASISグループのトップセラピスト・よひとと代表の青山翔輝が鎌倉へドライブしながら、仕事から趣味まで自然体で語り合うという企画である。
肩の力が抜けた会話の中にこそ、プロとしての核が見える。本記事では、ドライブの目的から意外な趣味、ブランディング戦略、そして人間味溢れるエピソードまで、一つひとつ掘り下げていく。
鎌倉ドライブの目的——30人のセラピストを率いる「チームマッチョ」BBQ
この日の目的地は鎌倉。よひとが率いる「チームマッチョ」で夏のイベントが開催される。
イベントの概要は以下のとおりだ。
- チーム規模:東京秘密基地およびOASISグループの筋トレ好きセラピスト約30人
- スケジュール:朝6時起き、9時に現地集合
- 行程:体育館でトレーニング→徒歩5分の由比ヶ浜でバーベキュー
- 会場:ロッカールーム・シャワー完備の貸切施設
こうしたイベントの企画力もまた、トップセラピストに求められる資質の一つである。ただのバーベキューではなく「筋トレ集団だから、どうしても筋トレも入れたい」というこだわりが、よひとのストイックさを象徴している。
意外な趣味「寿司を握る」——10万円の包丁と飯台をそろえる本気度
ドライブ中に飛び出した意外な話題が「寿司を握る」という趣味であった。食べるのではなく、握る方である。築地の有名な包丁専門店「有次」で出刃包丁と柳刃包丁を約10万円で購入し、1万円のまな板、バーミキュラのおろし器、ひのきの飯台、わさびのすりおろし器まで一式をそろえているという。魚の三枚おろしも独学で勉強中だというから本格的である。
SNSにはまだ投稿していないのは「上手くなってから見せたい」というこだわりからだ。動画にして出したいという構想もあるが、練習段階のものは人に見せたくないのだという。この姿勢は、施術やブランディングにおける彼のスタンスとも重なる。中途半端な状態で人に見せることを良しとしない、品質へのプライドが趣味の領域にまで及んでいるのだ。
「食べる」側ではなく「作る」側に回りたいという志向は、受け身ではなく自ら価値を生み出すセラピストとしての在り方にも通じている。
ブランディング戦略——「ホスト界のよひと」と呼ばれるために
車内の会話の中で、よひとの仕事観が最も色濃く表れたのがブランディングの話題であった。彼は「個人ブランド」の構築を明確に意識しており、11月〜12月の節税対策も兼ねて高級車の購入を計画しているという。
女風業界には「しっかり稼いでいるのに、その成功を可視化できていない」という課題がある。ホスト業界であれば高級時計や車がステータスとして機能するが、女風セラピストにはそのような文化がまだ根づいていない。よひとはその先駆けとなることを目指しており、Instagramの発信にも独自のこだわりを持っている。
代表の青山翔輝との会話の中で「女風界のローランド」という表現が飛び出したが、よひと自身はさらにその先を見据えている。「ホスト界のよひとと呼ばれるようになりたい」——つまり、女風という枠を超えて、一人のエンターテイナーとして認知される存在を目指しているのである。業界内で留まるのではなく、業界の外から自分の名前で呼ばれることを最終目標に据える発想は、セラピストのキャリアの新しい形を示しているといえるだろう。
業界全体の社会的認知度を上げるためにも、成功事例の可視化は重要な役割を果たす。よひとの挑戦は、後に続くセラピストたちのロールモデルになり得るものだ。
筋トレと怪我のエピソード——プロの身体管理の現実
トップセラピストにとって、身体は最も重要な商売道具である。よひとは週に複数回の筋トレを欠かさず、足のトレーニング日には2〜3時間に及ぶこともあるという。代表の青山翔輝も週1〜2回は必ずジムに通っており、1回1時間と決めているスタイルだ。
一方で、怪我のエピソードも赤裸々に語られた。東京秘密基地とOASIS選手によるソフトボール対抗戦で、4対2で負けていたOASISの1塁ランナーとして全力疾走し、スライディングまでした際に肉離れを起こしたこと。また、ダンベルプレスで背もたれを30〜40度に調整したインクラインベンチで、時間がなくウォーミングアップを省略して重い重量から始めた結果、2セット目に頚椎を痛めた経験も語られた。即座にアイシングで対応し、翌日にはある程度回復したという。
身体を酷使するプロならではの苦労がにじむエピソードだが、「怪我をしたらすぐ冷やす。鉄則だ」と共通認識を確認し合う2人のやり取りには、プロとしてのリスク管理意識が感じられた。
金槌克服のエピソード——「急に泳げるようになった」驚きの瞬間
ドライブ中のリラックスした雰囲気の中で飛び出した「金槌(かなづち)克服」のエピソードは、よひとの人間味を最もよく伝えるものであった。
小学生の頃から泳ぐことが苦手で、平泳ぎもクロールも沈んでしまう。親にお願いしてスイミングスクールに通い、誰よりも泳げないから誰よりも教わったが、それでも上達しなかった。ところが最近、ある綺麗な海の浅瀬で突然泳げるようになったという。息継ぎの練習もしたらそれもできるようになり、クロールまで以前より明らかに速くなっていた。
本人の分析はこうだ。昔スイミングスクールで教わった先生の言葉が脳裏にこびりついていて、「こういうふうに動けばいい」と頭では理解していたが、当時の身体ではそれを実行できなかった。大人になって筋肉がつき、身体がそれに追いついた結果、フラッシュバックのように克服できたのではないか。
代表の青山翔輝も「金槌になってから克服した人っていなくない?」と驚いていたが、チャレンジしなければ克服は訪れない。トップセラピストにも苦手なことがある。そしてそれを隠さずに語れる人間性こそが、お客様に安心感を与える源泉なのかもしれない。
初めての方へ——セラピストの「人となり」を知る方法
施術スキルだけでなく、セラピストの人間性も満足度を左右する大きな要素である。YouTubeのドライブ企画やVlog系の動画は、施術とは別の顔、趣味、考え方、仲間との関係性を知る貴重なコンテンツだ。
気になるセラピストがいれば、こうした動画もチェックしてみるとよいだろう。
まとめ——素顔の先にあるプロフェッショナリズム
本記事の要点を整理する。
- チームリーダーシップ:30人規模の「チームマッチョ」を率い、仲間との横のつながりを重視
- 趣味への本気度:寿司握りに10万円の包丁を購入。「上手くなってから見せたい」という品質へのこだわり
- ブランディング戦略:「女風界のローランド」ではなく「ホスト界のよひと」を目指す業界の枠を超えた視野
- 身体管理の徹底:週に複数回の筋トレと怪我のリスク管理を両立
- 人間味:金槌を大人になって克服したエピソードに見る、苦手を隠さない人間性
全国No.1セラピストの日常は、特別なようでいて実は地に足のついたものであった。しかし、その一つひとつに「より良くなりたい」という向上心が貫かれている。
施術の枠を超えた人間的な魅力。それこそが、数多くのセラピストの中から選ばれ続ける理由なのである。
よくある質問
YouTubeのドライブ企画やVlog、Instagramのストーリーズなどでプライベートの雰囲気を発信しているセラピストは多い。施術の印象だけでなく、人柄を知った上で予約するとより満足度が高まる傾向がある。
個人差はあるが、トップクラスのセラピストは週に複数回の筋トレを行い、食事管理や美容にも気を配っている。身体は施術の質に直結するため、プロ意識の高いセラピストほど自己管理に力を入れる傾向がある。
OASISグループ内の筋トレ好きセラピストが集まった約30人のチームである。トレーニングやイベントを通じてセラピスト同士の交流を深め、互いに刺激し合う存在となっている。
SNSでの発信内容の統一、ビジュアルの向上、趣味や特技を活かした差別化などが含まれる。お客様に「この人に会いたい」と思ってもらうための総合的な自己プロデュースである。
グループによるが、OASISグループでは筋トレチームやBBQイベントなど、セラピスト同士の横のつながりを大切にする文化がある。個人の売上を競い合うだけでなく、互いに刺激し合い高め合う関係性が築かれている。



