女風セラピストの苦悩は、技術不足ではなく環境変化への適応にある。かつて東京秘密基地で全国1位に輝いたセラピスト・ゆきは、OASISグループへの移籍後、予約が思うように入らない日々が続いていた。
前回の面談動画では「言い訳ばかり」と視聴者から厳しい声も寄せられた彼が、1ヶ月の間にどう変化したのか。青山翔輝との食事面談に密着し、ボイス配信によるSNS突破口と公式LINEの導線設計という具体的な再起戦略のリアルを追った。

全国1位の肩書きと現実のギャップ——女風セラピストが抱える孤独

動画は前回の面談から約1ヶ月後、お酒を交えたカジュアルな場で始まった。青山翔輝から近況を問われたゆきの答えは率直なものだった。「胸を張ってあれから売上が上がりましたとは言えない」——全国1位という経歴を持つセラピストの口から出た言葉としては、重みがある。
しかし変化がなかったわけではない。OASISグループに移ってから感じた最大の違いは「気にかけてくれる人の多さ」だったという。具体的には以下のようなサポートがあった。

  • 「ゆき大丈夫?」「元気?」と日常的に声をかけてくれるスタッフ
  • 「数字が上がってないなら飯でも行くか」と誘ってくれる仲間
  • 精神的に追い込まれた時にも孤立させない組織的な体制

女風セラピストの世界は、外から見れば華やかに映るかもしれない。だが実際には、個人の数字が可視化される厳しい実力主義の世界であり、予約が入らない日々は自己肯定感を容赦なく削っていく。そうした環境の中で組織的なサポートがあるかどうかは、セラピストの精神衛生に直結する問題なのである。

Shizuku編集部
全国1位という実績があっても、新しい環境では通用しない。これは女風業界に限らず、転職や異動を経験した人なら共感できるテーマだろう。
ゆきの苦悩は、女性用風俗という業界特有の話ではなく、「環境が変わった時に人はどう再起するか」という普遍的な問いでもある。

ボイス配信が突破口に——Xでインプレッション9,000を叩き出した戦略

面談の中で最も前向きな話題となったのが、SNS施策の成果だった。ゆきはYouTubeでシチュエーションボイスの配信を始め、それをX(旧Twitter)にシェアしたところ、以下の数字を獲得していた。

  • インプレッション:9,000
  • ブックマーク:103
  • プロフィールアクセス:600(アクセス率7%)
  • フォロワー増加:80人

プロフィールアクセス率7%という数字は、SNSマーケティングの基準から見ても優秀だ。さらにこの投稿をきっかけに実際の指名予約にもつながり始めていた。
注目すべきは、このボイスが「女風界隈」ではなく「ボイス界隈」に届いたという点である。女性用風俗を直接的にアピールするのではなく、ボイスコンテンツとしての魅力で潜在層にリーチし、そこから興味を持った人が女風の利用に至るという導線ができていたのだ。
青山翔輝はこの戦略を高く評価しつつ、「女風じゃない界隈にリーチするX運用をしないと生き残れない」と本質的な指摘を加えていた。業界内のパイの奪い合いではなく、まだ女風を知らない層を開拓することの重要性が、この会話から明確に読み取れる。

公式LINEの導線設計——SNSの反応を予約に変換する仕組み

数字が伸び始めたボイス配信をどう予約に変換するか。面談の後半では、公式LINEの活用戦略について具体的な議論が交わされた。
ゆきはすでに公式LINEを開設し、応答メッセージでボイスを配信する仕組みを構築していた。しかし友達登録数は47人で伸び悩んでいた。課題は「公式LINEの存在を知らない人が多い」こと、そして「追加してもらった先の導線が弱い」ことだった。
青山翔輝が提案した段階的な導線設計は以下のとおりだ。

  1. XやInstagramからボイスで興味を引く
  2. 無料ボイスプレゼントを特典に公式LINE登録を促す
  3. 登録後は「無料カウンセリング」として簡単な質問フォームに回答してもらう
  4. 結果に基づいて個別アドバイスを返す
  5. テレフォンコースへの案内
  6. 最終的に対面予約へつなげる

さらに話題にのぼったのが「脳イキ確率診断」のアイデアだ。MBTIのように簡単な質問に答えるだけで「あなたの脳イキ確率は○%」と表示されるコンテンツを作れば、女性の好奇心を刺激して気軽に参加してもらえるという発想である。青山翔輝もこのアイデアには大きく反応していた。

Shizuku編集部
セラピスト個人がここまでマーケティング思考を求められるのは、女性用風俗業界の特殊性を象徴している。技術だけでなくSNS運用や導線設計のスキルが売上に直結する世界だ。
逆に言えば、この複合的なスキルセットを身につけたセラピストは、業界を超えて通用する人材ともいえるだろう。

LINE凍結という想定外のリスク——顧客データが一夜で消えた日

面談の中で明かされた衝撃的なエピソードが、OASISグループのLINEアカウント凍結の話である。通常のビジネス用LINEではなく、一般のLINEアカウントとして運用していたお店のLINEが突然凍結された。
この事態がもたらした影響は深刻だった。

  • 開業以来の数千人分の顧客データが蓄積されていたアカウントが使用不能に
  • 前例がほとんどない事態で対応に苦慮
  • 業界関係者からは「LINEのガイドライン厳格化で同様の事例が続出するのでは」という見方も

これを機にOASISグループは公式LINEへの切り替えを進めた。結果として、自動応答やセグメント配信が使えるようになるなどポジティブな側面もあったと青山翔輝は語っていた。想定外のアクシデントを前向きに転換する姿勢は、経営者としての胆力の表れだろう。

広告運用の実例——インスタショート動画で友達登録560人増

面談では、青山翔輝自身が実践した広告施策の具体的な数字も共有されていた。

項目数値
プラットフォームInstagram(ショート動画広告)
リンク先公式LINE
ウェブサイトアクセス600
広告単価19円
友達登録増加数約560人

この数字は、女性用風俗のマーケティングとしては非常に効率が良い。ポータルサイトへの高額な広告費をかけずとも、自社コンテンツとSNS広告を組み合わせることで十分な集客が可能であることを示している。
ゆきに対しても、ボイスを絡めた広告でLINE登録を促す施策が具体的に提案されていた。「東京秘密基地グループ全国1位」という肩書きをフックにしたショート動画で潜在層を引きつけ、限定ボイスやテレフォンコースの特典と組み合わせて予約につなげるという戦略である。

女風セラピストを目指す方へ

技術力だけでは数字につながらない。SNSでの発信力と、見込み客を予約につなげるマーケティング思考が求められる世界である。逆に言えば、営業経験やSNS運用のスキルがある人にとっては、大きなアドバンテージになりうる業界だ。

まとめ——苦悩の先にある再起の道筋

元全国1位のセラピストが実践した再起戦略の要点を整理する。

  • ボイス配信でSNS突破:女風界隈ではなくボイス界隈にリーチし、潜在層を開拓
  • 公式LINEの段階的導線:興味喚起→登録→カウンセリング→テレフォン→対面予約という設計
  • 脳イキ確率診断のアイデア:MBTI風の診断コンテンツで女性の好奇心を刺激
  • 組織のサポート:孤立させない声かけと、具体的な施策提案が精神的支えに

スランプからの脱出には、技術だけでなく「仕組み」と「仲間」が必要であることを、この面談は教えてくれる。ゆきの今後の活躍から目が離せない。

よくある質問

Q女風セラピストはスランプに陥ることがあるのか?
A

もちろんある。人気セラピストでも環境が変われば予約が減ることは珍しくない。個人の数字が明確に見える業界だからこそ、メンタル面のケアやチームのサポート体制が重要になる。

QセラピストのSNS運用は義務なのか?
A

義務ではないが、SNSでの発信が予約に直結する業界であるため、積極的に取り組むセラピストほど数字が伸びる傾向がある。お店によってはSNS運用のサポートも行われている。

Qボイス配信で女風の予約につながるのか?
A

ボイスコンテンツは声の魅力で潜在層にリーチできるため、女風を知らない層への認知拡大に有効である。ボイスをきっかけにSNSをフォローし、最終的に予約に至るケースが報告されている。

Q公式LINEの活用はどの程度進んでいるのか?
A

OASISグループでは応答メッセージ、セグメント配信、クーポン発行などを活用し、見込み客との関係構築ツールとして公式LINEを積極運用している。個人セラピストも独自の公式LINEを持つケースが増えている。

Q女性用風俗の広告はどのプラットフォームで配信できるのか?
A

InstagramやXなどのSNS広告が中心である。ただしプラットフォームのガイドラインに抵触しないクリーンなクリエイティブが求められるため、直接的なアダルト表現は使用できない。