女性用風俗(女風)という業態は、長らく「怪しい」「グレーゾーン」といった先入観とともに語られてきた。しかし今、その状況は確実に変わりつつある。
OASISグループの青山翔輝を中心とした女風YouTubeコラボの取り組みは、業界全体のイメージを刷新する大きな一手となっている。今回はJOJOチャンネルとの撮影を終えた直後の焼肉の席で語られた本音から、女風メディア戦略の現在地と未来を読み解く。
JOJOチャンネルとのコラボが実現するまでの道のり
女風YouTubeコラボというコンテンツ戦略は、一朝一夕で成立するものではない。JOJOチャンネルとの今回のコラボも、最初から順風満帆だったわけではなかった。
コラボの打診当初、JOJO側は女性用風俗という業態に対して「ちょっと怪しいんじゃない」という率直な疑念を持っていたという。これは一般社会の認識を代弁するものであり、むしろ誠実な反応だ。
だからこそ、その懸念を正面から受け止めた青山翔輝の対応が重要だった。
事前のミーティングでは、サービス内容・採用基準・事業理念の三点を丁寧に説明した。セラピストの採用においてどのような基準を設けているか、サービスの安全性をどう担保しているか。
そうした具体的な話が積み重なることで、JOJO側の疑念は確信へと変わった。
ガチンコの講習をカメラの前で——撮影内容が示すもの
今回のコラボで特筆すべきは、撮影内容が「演出された体験」ではなく、実際のセラピスト研修(講習)そのものだったという点だ。圧のかけ方、ベッド上での動き、基本技術の再確認——こうしたガチンコの講習がそのままカメラに収められた。
セラピストにとっても、カメラの前で基礎を再体験することは新鮮な学びになったという。普段は感覚として身についている技術を言語化・可視化することで、自分のスキルを客観的に見つめ直す機会になった。天宮りんたをはじめとするセラピストたちが実際のトレーニングを公開するのは、業界内でも異例の試みだ。
天宮りんたは「基礎に戻ることで、自分がいかに感覚でやっていたか分かった。撮影ではあったけどガチンコの講習だったし、いい再確認になった」と語った。
女風YouTubeチャンネル戦略——業界No.1を目指すビジョン
OASISグループが運営する女風YouTubeチャンネルは、登録者1,000人規模から1万人への飛躍を目標に掲げている。さらにその先には、女風YouTube界のNo.1チャンネルという明確なビジョンがある。
この目標設定は単なる数字の話ではない。チャンネルの成長は、女性用風俗というサービスの社会的認知度と直結している。登録者が増えるほど正確な情報が広まり、誤ったイメージを持つ人が減っていく。
コンテンツの方向性としては「ドキュメンタリースタイル」が軸だ。業界の内側をリアルに見せることで、視聴者は具体的な理解を得ることができる。磨かれた宣伝文句よりも、現場のリアルな空気感の方が現代の視聴者には刺さる。
視聴者は「私も最初は怪しいと思っていた」という感情移入ができ、それが信頼形成につながる。
セラピスト密着動画と今後のコンテンツ展開
今後のコンテンツ計画として、セラピスト密着動画(day-in-the-lifeスタイル)が挙げられている。単にセラピストの仕事風景を追うだけでなく、一人の人間としての日常・価値観・なぜこの仕事を選んだかという動機まで掘り下げるコンテンツになる見込みだ。
セラピストの人間性が伝わることで、サービスを利用する女性の「この人なら安心して任せられる」という感覚は格段に高まる。女風における信頼の構築は、スキルだけでなくキャラクターへの共感からも生まれるものだ。
また、雑誌インタビューなどオフラインメディアとの連携も進んでいる。YouTubeで認知を広げ、雑誌で信頼を深め、SNSで拡散する。
この多層的なメディア戦略が、女性用風俗の認知を着実に社会へ浸透させていく。コラボをきっかけにみちるグループを知り、利用する人や求人に応募する人も増えているという実感が語られた。
「怪しい」から「プロフェッショナル」へ——認知変革の本質
女性用風俗に対する社会的イメージの変革は、一つのコラボ動画で完成するものではない。しかし、今回のJOJOコラボが示したのは、丁寧な対話と透明性の高い情報開示が強固な先入観すら変えうるという事実だ。
JOJO側が「怪しい」から「こんなにプロフェッショナルなんだ」へと認識を変えたプロセスは、一般社会の認知変容の縮図である。この変化を繰り返し、様々な形でコンテンツ化していくことが、女風業界全体のイメージ向上に直結する。
青山翔輝が語る女風メディア戦略の本質は「隠さないこと」にある。採用基準も研修内容もビジネスモデルも。
オープンにすることで疑念は消え、信頼が育つ。この姿勢こそが、OASISグループが業界内で果たしている役割の核心だ。
JOJOコラボのような外部連携が増えれば、業界への入口が広がり、女性たちが安心して選択できる環境が整っていく。
まとめ——メディア戦略が業界の未来を作る
本記事の要点を整理する。
- JOJOコラボの意義: 「怪しい→プロフェッショナル」という認知変容のプロセスをコンテンツ化
- ガチンコ講習の公開: 研修の透明化が信頼構築の最短ルート
- YouTube戦略: ドキュメンタリースタイルで業界No.1チャンネルを目指す
- 多層的メディア展開: YouTube×雑誌×SNSの組み合わせで認知を拡大
- 密着動画の可能性: セラピストの人間性を伝えることで利用者の安心感を高める
女風メディア戦略の本質は「隠さないこと」。この姿勢を貫く限り、業界の認知は着実に、そして確実に変わっていく。
よくある質問
女性用風俗の事業者が業界外のYouTubeチャンネルと共同でコンテンツを制作する取り組みだ。業界の内側を外部の目線から見せることで、正確な理解を広めることが主な目的となっている。
女性用風俗はまだ多くの人にとって馴染みのない業態であるため、名前だけでは内容を誤解されやすい。事前のミーティングで事業内容・安全性を丁寧に説明することで、こうした先入観は解消できる。
公開される内容は圧のかけ方や基本的なケア技術などプロフェッショナルな側面に限定されており、利用者のプライバシーには一切触れない。訓練の様子を見せることで、セラピストへの信頼がむしろ高まる効果がある。
セラピスト密着動画やさらなる外部コラボを計画している。登録者1万人を中間目標に、女性用風俗業界でNo.1のYouTubeチャンネルを目指している。

