今回は、2024年9月21日(土)に「みちる代表青山翔輝さんと東京秘密基地本店よひと」さんの初コラボ配信の記事化してShizukuで限定公開!
業界を代表する2人のトップセラピスト。しかし、彼らにも人生の苦しい時期がありました。
コロナで仕事を失い、キャリーケース2つだけの生活を強いられた元バーテンダー。若くして起業に失敗し、給料日前には千円で暮らす日々を送った元アパレル店員。
そんな二人が、なぜ今女性用風俗業界を牽引するセラピストとして輝いているのか。彼らの努力や挫折、そして周りの支えーー。等身大の彼らの過去から、きっと皆さんの背中を押してくれるヒントも見つかるはずです。
また、すでに2人のファンの方には、まだ知らない一面をお届けできるかもしれません。
ぜひ、最後までお楽しみください。
普段から意見交換はするものの実は初対談
本日はよろしくお願いします。お二人は業界内でも親交が深いと伺っていますが、意外にも2人きりでの対談は初めてというのは本当ですか?
そうなんです!
色々な講習やセミナー、サウナ会などでご一緒する機会は多いんですが、不思議と2人だけで腰を据えて話すのは今回が初めてになります。
確かに、普段から意見交換する機会は多いんですが、改めてじっくり話すのは初めてですね。
お二人とも美容への投資を惜しまないことでも有名だとお聞きしました。最近では美意識の高い男性が増えていますよね!
どんな美容をしてるか教えていただけますか?
もちろん!美容への投資を惜しまないということは事実ですね。
特に韓国の美容医療には定期的に通っていて、ポテンツァやボトックスなど、主に肌や顔周りの施術を中心に受けています。
よひとさんの肌の綺麗さは業界でも評判なんですよ。私も興味があるので、いつか挑戦してみたいですね!
今回は特別なテーマがあると伺っております。そのテーマについて少し詳しく教えていただけますか?
そうなんです!この対談では「どん底から這い上がった」という共通の経験について、率直に語り合えればと思っています。実はこの対談内容は、後ほどウェブメディアの記事としても展開される予定なんです。
普段なかなか話せない女性用風俗の仕事に至るまでの経緯や葛藤なども含めて、色んなことを話せたらなって思っています。
女性用風俗との出会いとセラピストへの挑戦
お二人がセラピストの仕事を選ばれたきっかけを教えていただけますか?
わかりました!私の場合は、前職を辞めて独立を考えていた時期でした。当時付き合っていた彼女に「稼げる仕事はないか」と相談したんです。
そうしたら、偶然にも私と同じ名前のセラピストが秘密基地で働いているという情報をもらったんです。それがきっかけで興味を持ち、この道を調べ始めることになりました。
初めてセラピストの仕事に触れたとき、正直どのように感じられたか教えてください。また、その後どのように考えが変わったのかもお聞かせください。
正直、最初は「こんな仕事するわけない」と避けましたね。ただ、約1ヶ月ほど時間を置いて改めて調べてみると、顔出しをしなくても普通に稼いでいるセラピストが多くいることを知ったんです。
それで、もう一度考え直し、挑戦してみようと決心しました。実はこの仕事を始めたのは2年ほど前なんですよ!
親友が東京秘密基地に応募すると聞いた時が最初の接点でした。
当時、親友から「新しい仕事を始めようと思うんだよね」という話を聞いて「東京秘密基地」という女性向けの風俗があることを、そこで初めて知りました!
それまで全く知らなかったジャンルの仕事だったので、最初は驚きましたが、親友の決断をきっかけに自然と興味を持つようになりました。
親友の影響で興味を持たれたようですが、この仕事を始める際にはどのように決断されたのでしょうか?行動力で知られるよひとさんならではのエピソードを伺えればと思います。
そうですね。確かに決めたら突っ走るタイプなんですが、この仕事に関しては慎重に判断しました。情報も少なく、未知の分野でしたからね。
ただ、一度決意を固めてからはもう迷わないと心に決めて、この業界で成功するという覚悟を持って取り組みました。
挫折を経て見えた景色とそれぞれの転機
お二人とも現在は業界の第一線で活躍されていますが、人生で最も辛かった時期があったと伺っています。
その時期に何があったのか教えてほしいです。
コロナ禍の時期が人生で最も辛かった時期ですね…。
2019年12月まで、7年間バーテンダーとして働いていて、店長も務めていました。
その後、新しい挑戦としてイギリスでの語学留学を決意しました。ワーキングホリデーの抽選にも運良く通って、2020年5月の渡英に向けて、仕事も家も全て整理したんです。
それがコロナの影響だったんですね。
はい…。緊急事態宣言と重なってしまったんです。
キャリーケース2つだけの所持品で、文字通りホームレス状態になりかけました。でも、当時の先輩や友人など、周りの人たちに支えられて、なんとか0から這い上がることができたんです。
今の自分があるのは、その時支えてくれた人たちのおかげです。
僕の場合は19、20歳の頃です。
起業家になりたいという夢を持って東京に出てきて、不動産業界で新規事業を始めました。当時、Airbnbのような民泊サービスが次のトレンドになると確信していて、多額の投資をしたんですが…結果的にその投資が失敗してしまい、大きな借金を抱えることになりました。
その後の生活は大変だったのではないですか?
本当に大変でした。アパレル店員として働きながら借金を返済していく日々でしたよ…。
給料が少なくて、月末になると本当に厳しかったことを今でも鮮明に覚えています。
給料日の数日前には口座残高が1000円を切っていて、銀行の窓口で小銭を下ろして、ペヤングで昼食を済ませる生活でしたね。
お金がないということの大変さを身にしみて実感しました。
セラピストとしての葛藤 ~それぞれの向き合い方~
セラピストとして働く中で、辞めたいと思うような経験はありましたか?
実は仕事自体で辞めたいと思ったことは一度もないんです。
周りからもメンタルが強い方だと言われていました。ただ、1年前に2ヶ月ほど休業した時期がありました。
家庭の事情で一時は辞めることも考えましたが、仕事への不満からではなかったですね。ずっと楽しく続けることができています。
よひとさんが病んでいる姿なんて想像もつきませんよね。
僕の場合は、セラピストの仕事自体は本当に好きでした。ただ、店舗を立ち上げたいという野望があって、それがなかなか叶わない時期があって目標を見失ったという時期もありました。
「この業界で自分はどうやって生きていけばいいのか」という不安に苛まれたことはありましたね。
セラピストとしての強みをどうやって見つけたか
セラピストとしての自分の強みや特徴は、どのように見つけられたのでしょうか?
最初はなにもかもが手探り状態でした。
私の場合、まずモニターを2回経験して、その後デビューしてからは最初の10名ほどのお客様の声を全てメモっていきました。
そこから少しずつ自分の強みが見えてきて、それを先輩方に相談しながら確認していったんです。
具体的にどのように分析されていたのですか?
最初は何が良かったのかさえ分からない状態でしたから、積極的にお客様の声を集めていきました。それを続けているうちに、データが蓄積されて、どういったところが喜ばれているのかが見えてきたんです。
そこから意識的にその部分を磨いていくようになりました。
僕の場合は口コミで客観的に自分のことを沢山知ることができました。
対面では言いづらいことでも、口コミではリアルな評価をいただけることが多かったんです。
例えば「声がいい」という評価に対して、自分では全く意識していなかったことを、口コミで知って初めて強みとして気づくことができました。
口コミならではの発見があったんですね。
はい。この仕事を通じて、初めて女性の率直な声を知ることができました。良い評価も悪い評価も含めて、全てが学びになりましたね。
男性としても大きく成長できたと感じています。
本当にそうですね。
直接「ありがとう」と言っていただくのも嬉しいのですが、後から届く口コミで想像以上の評価をいただくこともありました。
「あの『ありがとう』にはこんな意味が込められていたのか」と、新たな気づきをもらえることも多いんです。
新人セラピストの方々へアドバイスをいただけますか?
モニター体験は絶対に重要です。確かに最初は投資も必要ですが、たくさんの感想をいただける貴重な機会です。
ぜひ積極的に活用してほしいですね。後に必ず自分の糧になります。
どん底を支えてくれたのはキリン?‼
どん底にいた時期、支えになった人や物について教えていただけますか?
実は…キリンが好きなんです。どん底の時期は、キリンの絵を眺めながら励まされていました。
ずるいですね!でもこのギャップが人気の秘訣かもしれませんね。よひとさんがキリン好きだなんて、意外すぎます。
人物で言うと、地元の先輩の存在が大きかったです。
その方も借金を抱えていて、本来なら私が支える立場だったのですが、逆に精神的に支えられました。コロナ禍でホームレス寸前だった時も、その先輩の家に居候させてもらってました。
少し癖のある方でしたが、本当に感謝しています。
青山さんの場合はいかがでしたか?
私の場合は、まず親友の存在が大きかったです。
この仕事の基本を教えてくれたり、様々な面でサポートしてくれました。店長のハジメさんや先輩方にも助けられましたが、一番は弟の存在が大きかったです。
弟さんとの関係は特別なものだったのでしょうか?
5歳離れているんですが、かなり仲が良いんです。一緒に住んでいた時期もありました。
弟でありながら、ある意味ライバルのような存在でしたね。お互い行動力はあるんですが、同じように失敗してどん底に落ちることもあります。
そういう似たような性質もあって、色々な時代を一緒に切磋琢磨して乗り越えてきました。
青山さんと弟さんの仲の良さは業界でも有名ですよね。本当によく一緒にいるのを見かけます。
そうなんですよ!一度この仕事に誘ってみたんですが、弟はこの業界では働いていません。
でも、精神的な支えとしては本当に大きな存在でしたね。
人気セラピストへの道のり
人気が出る前と後で、心境や働き方に変化はありましたか?
もう完全に180度変わりました!
最初は「3ヶ月で結果が出なければ辞める」と決めていたんです。
ただ、その3ヶ月は誰よりも必死に取り組もうと思って毎日努力をしていました。
「Twitterを2、30件ほど投稿する」「配信も1日2~8時間行う」等で”ご予約をいただく工夫を誰よりも行う”覚悟で始めました。
その努力が報われた時はどう感じましたか?
やり切った自分を信じて良かったと心から思いましたね。大きな自信にもなりましたよ!
働き方に関しては、以前の職場がブラック企業で24時間勤務もあったので、そこまでは大変と感じませんでした。今年も全然休んでいませんが、メンタル面でもスタミナ面でも、かなり鍛えられたと感じています。
青山さんはどうでしたか?青山さんは人気が出てからの課題もあったということを伺っています。
僕の道のりは少し違っていて、最初の1年は兼業でした。
人気が出てくると、それまでできていたことができなくなってしまいました。本業との両立も難しくなり、SNSの更新や自己啓発の時間が取れなくなっていきました。
マッサージの勉強もしていたんですが、その時間も確保しづらくなって、一時期は成長が止まってしまったような感覚もありましたね。
お二人とも非常に多忙な毎日を送られているようですが、その働き方についてはどうお考えですか?
サラリーマン時代に培った経験が今に活きていると感じています。
僕も実は忙しいのが性に合っているんです。予定が詰まっていないと落ち着かないタイプで、休みの日でも家にいられないくらい。
ただ、この仕事では物量をこなすことも大切なテストだと思っています。それも含めて楽しめているのかもしれません。
個性を活かす独自の差別化戦略
他のセラピストとの差別化に成功したポイントについて教えていただけますか?
まず徹底的に他のセラピストの方々の調査を徹底的に行いました。
どういった特徴があるのか、何が求められているのかを細かく分析して、自分に合う路線を見つけることに注力したんです。
なぜそこまで分析的なアプローチをしたんですか?
この業界には多くのセラピストがいて、どうしても比較されてしまいます。埋もれないためには、自分の強みを見つけて磨く必要があると考えたんです。
実は昔から少し目立ちたがり屋な面があるんです。バーテンダー時代も、SNSでの発信や他店とのコラボイベントを積極的に行っていました。
そんなこともあって、とにかく徹底的に調べて自分に活かせるように磨くことを心がけていましたね。
よひとさんって、本当にオールマイティーなんですよ。
「よひとブランド」として既に確立されています。普通の人ができることを、誰もできないくらいの量とクオリティでこなしています。
それがよひとさんの大きな特徴ですよね。
ユニクロのような、誰もが認める王道的な存在になりたいと思っています。
青山さんの場合はどのような差別化をしていますか?
私はあえて顔を一切出さないことを徹底しました。多くの方から「顔出ししたほうがいい」とか、「薄いモザイクでどうですか?」といった提案をいただきましたが、全て断りました。
それは意図的な選択だったんですね。
そうです、そうです!
「顔も出さず、声も出さず、配信やYouTubeにも出ない」
それでもランキング上位にいる、謎めいたセラピストという独自のブランディングを確立したかったんです。そこで差別化に成功しました。
実際、もし顔を出していたら、これほど目立たなかったかもしれません。
ただし、これは私の場合であって、必ずしも他の方にお勧めする方法ではありません。
後輩セラピストへのメッセージ
最後に、これからトップセラピストを目指す方々へメッセージをお願いできますでしょうか?
まず「トップセラピスト」という言葉の定義から考えてほしいです。
ポイントランキングやリピートランキングなど、様々な指標がありますが、私は総合的に高いレベルを維持できるセラピストが増えてほしいと考えています。
その実現のために私たちの店舗では「チーム制」を導入しているんです。
5人程度のグループを作り、それぞれが培ってきたノウハウを共有し、切磋琢磨しながら成長していくという企画をやっています。
単にリーダーが教えるのではなく、全員が対等な立場でノウハウを共有して高めあうという仕組みです。
まずは「成長をするための努力を怠らない」「チームでノウハウ共有を行い、お互いで高めあう」ということを大切にしてほしいですね。
この業界に正解は一つではありません。様々な人の意見を聞いて、自分に合うものを取り入れていくことが成功への近道だと思います。
だからこそ、事務所に足を運んで、先輩セラピストたちの話を聞く機会を大切にしてほしいですね。
この仕事に限界なんてないんです。「これくらいで十分」という考えは持ってほしくありません。
よひとさんを見ていても分かるように、常に限界を突破し、キャパシティを広げ続けることができています。
施術の技術面でも、実績面でも、常に上を目指し続けてほしいです。
講習への参加、新しい技術の習得、口コミからのフィードバックを活かしたアップデート。これらを怠った瞬間に、経験から断言できますが必ず下降線を辿ってしまいます。
業界に対するネガティブなイメージについてはどうお考えですか?
「将来性がない」とか「どうせ風俗だから」といったマイナスな印象を持つ方もいるでしょう。
でも、実際にやり切った先には、やり切った人にしか見えないステージが待っているんです。その世界を知ってほしいですね!
本当にその通りです!他の人と交流しながら、常に成長を意識していくということが、自然と売上やリピート率の向上にもつながっていくはずです。
本日は長時間に渡り、貴重なお話をありがとうございました。お二人の歩んできた道のり、そしてこれからの展望まで、とても印象的なインタビューとなりました。
特に「やり切った先にある景色」という言葉には、強く心を打たれました。
これからもセラピストとして、また業界のリーダーとしての更なるご活躍を期待しています。
コラボ配信のアーカイブ配信
今回の記事の内容は以下のアーカイブ配信から視聴いただけます。実際にお二人が話されている様子などを見てみたい方は下記よりご覧ください。