「みちる」から「オアシス」へ。秘密基地セカンドブランドのリニューアルの背景を独占インタビュー

日本最大級の女性用風俗「秘密基地グループ」初のセカンドブランドとして立ち上げられた「みちる」。

これまで、女風初心者のための女性用風俗として独自のポジションを確立してきたが、このたび、さらなる成長を見据えて「オアシス」として生まれ変わることを発表した。

可愛らしいひらがな表記とポップなイメージで親しまれてきた店舗名の変更には、一部のファンから寂しさを訴える声も。

しかし、リラクゼーションを重視し、初心者に寄り添う姿勢は変わらないという。むしろ、新たな施術メニューの開発や教育制度の充実など、サービスの質をさらに高めていく決意を固めている。

今回は、店名変更に込められた想いと、「オアシス」が目指す未来について、代表の青山氏に話を聞いた。

目次

女性風俗初心者の登竜門がコンセプトの「みちる」

Shizuku編集部

今回、「みちる」から「オアシス」へのブランド転換を機に、これまでの歩みを振り返らせていただければと思います。まずは、「みちる」を立ち上げた際のコンセプトについて教えていただけますか?

みちる代表|青山翔輝

「みちる」は2022年4月に、東京秘密基地初のセカンドブランドとしてスタートしました。私たちが目指したのは、女性風俗初心者の方々にとっての「登竜門」です。

Shizuku編集部

具体的にどのような点で初心者の方への配慮を行ったのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

実は私自身、東京秘密基地で3年間セラピストとして働いていた経験があります。その中でお客様から「こういう点を改善してほしい」という生の声をたくさんいただき、それらを「みちる」の立ち上げに活かしました。

最も大きな特徴が、施術開始時の形式です。従来の女性風俗では、施術開始時から裸の状態というのが一般的でした。しかし、「いきなり男性に裸を見せるのは恥ずかしい」という声が非常に多かったため、「みちる」では紙ブラジャーや紙パンツを着用していただいた状態からスタートする形式を採用しました。

Shizuku編集部

サービス面での工夫もあったとお聞きしています。

みちる代表|青山翔輝

はい。もう一つの大きな特徴が、リラクゼーションの重視です。初めてご利用になる方からは「まずはマッサージだけでいい」「ストレッチをしながらゆっくり話を聞いてもらいたい」「男性に体を預けられる安心感を築きたい」といった要望が多くありました。

そこで私たちは、エロティックなサービスはもちろん提供しつつも、まずはリラクゼーションの部分を強化することで、初心者の方が気軽に足を運べる環境づくりを心がけました。

Shizuku編集部

私も業界を見てきましたが、性癖に特化した店舗や年代に特化した店舗は多い中で、初心者への不安に寄り添うというコンセプトは非常にユニークだと感じます。

みちる代表|青山翔輝

ありがとうございます。女性用風俗というと敷居が高く感じる方も多いと思います。特に男性への苦手意識や、体を預けることへの不安を抱えている方は少なくありません。そういった方々の気持ちに寄り添い、一歩を踏み出すお手伝いができる存在でありたいと考えています。

これは私自身のセラピスト時代の経験から得た確信でもあります。お客様の声に真摯に向き合い、それを形にしていくことで、女性用風俗業界で独自の存在価値を築いてこられたのかな思います。

拡大期だからこそ、今リニューアルを決断

Shizuku編集部

順調に「みちる」が成長している中での、リニューアルという大きな決断。今回リニューアルされた背景について、お聞かせいただけますか?

みちる代表|青山翔輝

現在みちるグループは3期目を迎え、大変ありがたいことに、この2年間で順調に拡大してきました。その中で「もっとこうできたらいいな」という思いが徐々に膨らんでいったんです。

「みちる」という名前への思い入れは非常に強く、2年かけてようやく世間に認知されてきた看板でもあります。しかし、私たちが大切にしているリラクゼーションや「癒し」というコンセプトを、店舗名から直接的に伝えられるブランドにしたいという思いも強くありました。

Shizuku編集部

そのような大きな変更を決断されるまでには、様々な検討を重ねられたのではないでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

そうですね。実は、この件については1年ほど前から秘密基地グループの会長にも相談しながら議論を重ねてきました。ある程度認知度が上がってきた中でのブランド変更には確かにリスクがありますが、私はむしろ今がベストなタイミングだと判断しました。

Shizuku編集部

それはどうしてですか?

みちる代表|青山翔輝

というのも、「みちる」グループは今が最も小さい規模なんです。これから更に拡大していく中で、認知度が上がってからの変更は逆に難しくなると考えました。組織がまだ柔軟に対応できる今のうちに、思い切った決断をすべきだと。

Shizuku編集部

さらに拡大していくことを考えたら、確かに今が最も小さいと言えますね。ブランド名を「オアシス」に決める過程では、どのような議論がありましたか?

みちる代表|青山翔輝

実はこの点でも様々な意見がありました。「みちる」は比較的ポップで可愛らしいイメージでしたが、「オアシス」はより洗練された印象です。一部からは綺麗すぎないかという意見もありました。

サービスを一目で伝えるブランド名「オアシス」

Shizuku編集部

「オアシス」という名前に決定された最大の決め手は何だったのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

インパクトを重視するか、高級感のある路線を目指すか、本当に悩みました。ただ、最終的に「オアシス」という名前を選んだのは、私たちが目指す「癒しの空間」というコンセプトを端的に表現できると考えたからです。

Shizuku編集部

つまり、今回のリニューアルは単なるサービス名の変更ではなく、より本質的な価値を追求する転換点として位置づけられているわけですね。

みちる代表|青山翔輝

その通りです。確かに変更にはリスクも伴いますが、私たちが提供したい価値をより明確に打ち出していくための必要な決断だと考えています。これを機に、サービスの質もさらに磨き上げていきたいと思います。

Shizuku編集部

お客様はもちろんのこと、所属するセラピストの方にもコンセプトがスムーズに伝わりそうですね。

みちる代表|青山翔輝

そうなんです。実は、最近私たちの本来の想いが少し曖昧になってきているのではないかという危機感もありました。

Shizuku編集部

具体的にどのような点で危機感を感じられたのですか?

みちる代表|青山翔輝

そうですね、お客様からみちるへの認識の面です。「みちるってどんな店舗なの?」という声が多く、実際に利用された方は私たちの想いを理解してくださっているものの、そうでない方からすると「セカンドブランドで可愛いトラのキャラクターを使っている店」という漠然としたイメージしか持たれていないことに気づいたんです。

ちなみに、オープンから活躍してきた【みちるくん】というトラのキャラクターについては現在作り直しています。新しく生まれ変わり、リブランディングしていきますよ。

Shizuku編集部

その課題を解決するためにも「オアシス」という名前を選ばれたわけですね。

みちる代表|青山翔輝

はい。店舗名から私たちのサービスや想いが直接伝わるキーワードを探しました。「オアシス」という言葉には、心と体の癒しの場所というイメージがあります。女性風俗の初心者の方にとっても親しみやすく、また私たちが大切にしているリラクゼーションというコンセプトも想像しやすいのではないかと考えました。

Shizuku編集部

そういったコンセプトのズレに気づかれたきっかけは何だったのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

私は現在経営に専念しているため、直接お客様と接する機会は少ないのですが、SNSでのダイレクトメッセージやツイキャスでのライブ配信のコメントを通じて、お店の現状把握に努めています。特にツイキャスは、常連のお客様がリアルタイムで率直な感想を寄せてくださる貴重な場となっています。

その他にも定期的な調査などで吸い上げたご意見からもっとこのグループのコンセプトを明確にできるのではと考えるようになりました。

Shizuku編集部

事業の拡大に伴う新たな課題が見えてきたということですね。

みちる代表|青山翔輝

その通りです。私たちにとっては当たり前のサービスやヒアリング項目が、新しく加わったセラピストには十分に伝わっていないケースが出てきました。だからこそ、名前を変更することで、私たちの理念やサービスの本質を、お客様にもセラピストにも、より明確に示していきたいと考えたんです。

この変更を機に、初心者の方への配慮や、リラクゼーションを重視する姿勢を、より一層徹底していきたいと思います。

セラピストのスキル向上へ、新たな評価制度を導入

Shizuku編集部

事業の拡大に伴い、セラピストの採用や教育面で新たな取り組みを始められたそうですね。

みちる代表|青山翔輝

はい。直近では、カウンセリングシートの内容を見直すなど、細かな調整を行っています。しかし、より大きな変更として、新しいセラピストのランク制度の導入を予定しています。

Shizuku編集部

具体的にはどのような制度になるのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

一見するとホストクラブのような評価制度に見えるかもしれませんが、私たちの場合は全く異なります。セラピストの技術レベルとサービスの質を正当に評価し、向上を促すための制度です。

評価項目は大きく分けて3つあります。1つ目は売上げやリピート率などの数値的な実績。2つ目は当店独自のストレッチ検定やマッサージ検定などの資格制度。そして3つ目がモニター試験です。

Shizuku編集部

モニター試験というのは具体的にどのようなものなのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

これはトップセラピストのレベルを基準とした実技評価です。施術の技術はもちろん、接客マナーや気配りなど、総合的なサービス品質を確認します。一定以上の点数を獲得できなければ、上位クラスへの昇格は認められません。

Shizuku編集部

かなり厳格な評価制度なんですね。

みちる代表|青山翔輝

はい。これは単なる評価のためではなく、セラピスト一人一人の成長を支援するための仕組みです。明確な基準があることで、目標が可視化され、スキルアップへのモチベーションにもつながります。

また、お客様にとっても、一定水準以上のサービスが保証されるというメリットがあります。「オアシス」としての品質基準を守り、さらに高めていくために、この制度は非常に重要だと考えています。

Shizuku編集部

セラピストの方々からは、このような制度についてどのような反応がありますか?

みちる代表|青山翔輝

もちろん、全員が最初から前向きというわけではありません。しかし、この制度が自身のスキルアップや収入アップにつながることを理解していただければ、多くの方に受け入れていただけると考えています。

また、教育制度の充実は、新たにセラピストとして働きたいと考えている方々への大きなアピールポイントにもなっています。実際、業界内でも教育制度の充実した店舗として認知されつつあります。

独自サービスで他店との差別化を図る

Shizuku編集部

女性風俗初心者の方向けに、新しいサービス展開は考えていらっしゃいますか?

みちる代表|青山翔輝

初心者の方が利用しやすいサービス展開として、2つの新しい取り組みを進めています。

1つ目は、ストレッチとマッサージに特化したコースの新設です。これまでより割安な価格設定で、ショートコースからご利用いただけるようにします。女性風俗に興味はあるものの、なかなか一歩を踏み出せない方にも気軽に利用していただけるプランです。

2つ目は、タイの伝統的なマッサージ技法であるカルサイネイザンやチネイザンを基にした独自の膣へのアプローチを強化したマッサージの導入です。この施術について、私自身と店長、講習員の3名で本格的な講習を受け、サービスとして確立させています。

Shizuku編集部

その新しい膣内トリートメントは、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

主に腹部からアプローチする手法で、女性特有の様々な悩みに対応できる施術です。具体的には、筋肉をほぐし、血行を促進させ、代謝を上げていきます。また、子宮の位置を整えたり、骨盤周りを調整したりすることで、生理不順などの不調改善にも効果があると言われています。

Shizuku編集部

この膣内トリートメントは、今後どのような形で提供される予定なのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

現在、提供方法について3つの案を検討しています。1つ目はオプションとしての導入、2つ目は独立したコースとしての設定、3つ目は継続的な効果を重視したサブスクリプション形式です。

ただし、膣内トリートメントは高度な技術を要する施術なので、トップセラピストのみが提供できるサービスにしたいと考えています。技術が未熟な状態での施術は、かえってマイナスの効果を及ぼす可能性もあるため、提供できるセラピストを限定する予定です。

Shizuku編集部

「オアシス」ならではの独自性を出していく取り組みなんですね。

みちる代表|青山翔輝

はい。マッサージや膣内トリートメントの技術を磨き上げることで、単なる風俗店としてだけでなく、女性の健康面でもしっかりとサポートできる存在を目指しています。お客様の心と体、両方の満足度を高められるよう、これからも新しいサービスの開発に取り組んでいきたいと考えています。

リピーターファーストの経営方針を貫く

Shizuku編集部

お客様に新しいブランドを受け入れていただくための具体的な施策をお考えでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

はい。まず最も重視しているのが、普段から利用してくださっているお客様への還元です。実は、直近2024年12月11日から15日までの5日間、リニューアル記念イベントを開催する予定なんです。

Shizuku編集部

具体的にはどのような内容になりますか?

みちる代表|青山翔輝

新規のお客様は半額、そしてリピーターの方には60分の無料延長サービスをご用意しています。実は、業界内でリピーター向けのイベントを実施している店舗はほとんどありません。

Shizuku編集部

それは珍しい取り組みなのですね。

みちる代表|青山翔輝

そうなんです。私たちは創業当初から、継続いただけるリピーター様を最も大切にする方針を貫いてきました。

ここ1年ほどはリピーター向けのイベントが開催できていなかったこともあり、お客様からも「また特別なイベントを」という声をいただいていました。今回のリニューアルは、そういった声に応える良い機会だと考えています。

Shizuku編集部

オフラインでの取り組みも予定されているそうですね。

みちる代表|青山翔輝

はい。予約以外でもお客様と交流できる機会として、オフラインイベントも積極的に実施していく予定です。常連のお客様との関係性を大切にすることは、「オアシス」の経営方針の根幹です。

Shizuku編集部

新規のお客様に向けてのメッセージもあるとお聞きしました。

みちる代表|青山翔輝

私たちは女性風俗の「登竜門」として、初めての方でも安心してご利用いただける環境づくりに注力しています。特に力を入れているのがセラピストの教育です。

月に15回以上の講習を実施しており、私自身も実技講師として直接指導を行っています。セラピストと言っても元は一般男性ですから、プロフェッショナルとしてのサービスを提供するためには、徹底した教育が不可欠なんです。

他店で期待通りのサービスを受けられなかった方も、ぜひ「オアシス」で改めて女性用風俗の本質的な価値を感じていただきたいと思います。教育された本物のプロフェッショナルによる、質の高いサービスをお約束します。

Shizuku編集部

新規のお客様もリピーターも、両方を大切にする姿勢が伝わってきます。

みちる代表|青山翔輝

ありがとうございます。名前は変わっても、お客様一人一人を大切にする私たちの想いは変わりません。より多くの方に喜んでいただけるよう、サービスの質を高めていきたいと考えています。

業界トップクラスの衛生管理と情報公開

Shizuku編集部

「オアシス」ならではの特徴的な取り組みについて、他にもお聞かせいただけますか?

みちる代表|青山翔輝

はい。私たちが特に力を入れているのが、徹底した衛生管理です。中でも性病検査については、業界内でも最も厳格な体制を取っていると自負しています。

Shizuku編集部

具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

全てのセラピストに対して定期的な性病検査を義務付け、さらにその結果を公開しています。女性用風俗店でもここまで徹底して義務化している店舗はほとんどありません。

Shizuku編集部

検査結果の公開には、様々なリスクも伴いそうですね。

みちる代表|青山翔輝

ええ、そういうとらえ方もあるかもしれません。ですが、このような透明性の高い情報公開こそが、お客様との信頼関係を築く上で非常に重要だと考えています。だからこそ、オープン当初から一貫してこの方針を貫いてきました。

Shizuku編集部

今後も継続される予定なのでしょうか?

みちる代表|青山翔輝

もちろんです。ブランド名は「オアシス」に変わりますが、この徹底した衛生管理と情報公開の姿勢は、むしろ今まで以上に強化していきたいと考えています。お客様に安心してご利用いただけるよう、これからも業界最高水準の体制を維持していきます。

私たちは単なるサービス業ではありません。お客様の健康と安全を第一に考え、それを目に見える形でお示しすることで、より深い信頼関係を築いていきたいと考えています。この方針は、「オアシス」の重要な特徴の一つとして、今後も変わることはありません。

厳格な採用基準が支えるサービスクオリティ

Shizuku編集部

教育や衛生管理などが徹底されているのは、人材採用面での強みがあってこそだと感じています。その点についてお聞かせいただけますか?

みちる代表|青山翔輝

はい。当店は業界でも有数の求人数を誇っており、秘密基地グループの中でも本店に次ぐ応募をいただいています。これは、SNSを通じて業界の実態を包み隠さず発信し続けていることも大きな要因だと考えています。

Shizuku編集部

透明性を重視されているのですね。

みちる代表|青山翔輝

その通りです。最近では面接風景をドキュメンタリー形式で公開するなど、ある意味では採用ノウハウをすべて公開してしまうようなことも行っています。しかし、この透明性こそが、志の高い人材との出会いにつながっていると感じています。

Shizuku編集部

応募が多いということは、採用の選択肢も広がりますね。

みちる代表|青山翔輝

ただし、応募が多いからといって、安易な採用は一切行いません。当店は8店舗のフランチャイズを展開していますが、デビュー前の講習、モニター試験については全て本部で厳格に管理をしています。そのため、各店舗から送られてくる候補者に対しても、基準に満たない場合は必ず採用を見送ります。

時には店舗のオーナーから「せっかく見つけた人材なので、もう一度チャンスを」と言われることもありますが、その場合でも妥協はしません。どんなに求人に困っていても、一定基準に満たない方は採用しないという信念を貫いています。

Shizuku編集部

長時間にわたり、貴重なお話をありがとうございました。この度のリニューアルが、さらなる飛躍のきっかけとなることを願っています。

みちる代表|青山翔輝

こちらこそ、このような機会をいただき、ありがとうございました。「オアシス」は、これまで「みちる」が築き上げてきた価値を大切にしながら、さらに進化を遂げていきたいと考えています。

今後とも変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

抱ける推しが見つかるメディア Shizuku 編集部です。
推し活や女性用風俗をはじめとする情報を発信しています。

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