女性用風俗の裏側には、サービスの仕組み・利用者層・セラピストの収入・品質管理体制・リスク対策まで、メディアの表面的な報道だけでは見えてこない世界がある。SNSや週刊誌で取り上げられることは珍しくなくなったが、実態を正確に知る人はまだ少ない。
今回は、全国14店舗・約200名のセラピストを擁する業界最大手OASISグループの代表・青山翔輝がポッドキャスト対談で語った内容をもとに、女性用風俗の裏側を多角的に掘り下げていく。
なお、この対談が音声メディアで配信された背景には、YouTube・X・InstagramなどのSNSで女風コンテンツが軒並み削除・規制されているという業界特有の事情がある。
女性用風俗とは——サービスの全体像と3段階の施術プロセス
女性用風俗とは、男性セラピストが女性のもとに派遣される出張型のサービスである。提供されるのは挿入行為を除くすべての性的サービスで、利用場所はホテル・自宅のいずれかを選べる。
業界の歴史は意外と長く、東京秘密基地が約10年前にサービスを開始したのが源流だ。ここ3〜4年でYouTuberによる取材や有名人の利用報道が相次ぎ、一気に世間の認知が広がった。
OASISグループの施術は明確に3段階で構成されている。
- 密着ストレッチ:身体をほぐし、セラピストとの距離感を縮める
- 全身オイルマッサージ:血流を促進し体温を上げる
- ファンタジーマッサージ:いわゆる性感マッサージ。「非日常を提供する」という意味が名称に込められている
施術の前には必ず15〜20分のカウンセリングが設けられている。利用者の希望やコンディション、性的な悩みまでを丁寧にヒアリングする。
この工程があることで、初めての利用者でも安心して身を委ねられる環境が作られている
利用者のリアル——専業主婦から女性経営者まで、その動機と満足度
この章では、利用者の年齢層・職業分布・利用金額・リピート率など、具体的なデータがわかる。
利用者の属性を整理すると以下のようになる。
- 年齢層:30代が最多、次いで20代、40代
- 職業:専業主婦、キャリアウーマン、女性経営者(近年特に増加)
- 主な利用動機:パートナーとの性的満足の不足、セックスレス、浮気以外の選択肢を求めて
- リピート率:約50%(2人に1人が再び指名)
利用料金の目安は以下のとおりだ。
| コース | 料金 |
|---|---|
| 2時間コース(最人気) | 22,000円〜 |
| 1回あたり平均 | 3〜4万円 |
| 1日貸し切りデート同行 | 数万〜十数万円 |
| 1週間海外旅行同行(過去実績) | 約160万円 |
リピートを重ねるうちにコース時間が伸び、単価も上がっていく構造だ。青山翔輝自身の顧客のなかには、月間で600万円を利用した女性もいるという。
予約はLINEやDMで気軽にでき、1対1が基本だが、ダブルセラピストコース(男性2人×女性1人)や複数人のアレンジも可能であり、サービスの柔軟性は想像以上に高い。
厳格な品質管理——モニター試験25項目を突破しなければ現場に出られない
OASISグループにおけるセラピストのデビューまでの道のりは、想像以上に険しい。その全体像を以下に整理する。
- 面接通過:まず書類選考と面接をクリアする
- 座学研修:女性の身体の構造や心理を科学的に学ぶ
- 実技講習:実際の女性モデルが協力し、ベッド上での施術を5〜6人のセラピストが囲んで見学。講師が実演した後、一人ずつ実践してフィードバックを受ける。月に15回ほど開催
- モニター試験:2回合格しなければデビューできない
モニター試験では、協力する女性のモニターが25項目を各4点満点で採点し、65点以上が合格ラインだ。評価対象は以下のように多岐にわたる。
- ホテルへのエスコート
- 入浴の準備
- 施術中の声かけ
- 技術的な精度
「厳しいフィードバックで心が折れて辞めてしまう人もいる」と青山翔輝は語るが、だからこそ現場に出るセラピストには一定以上のスキルとホスピタリティが担保されている。
セラピストを選ぶ際には、こうした研修制度が充実しているかどうかを店舗選びの基準にすることを勧めたい。
副業で本業を超える——セラピストの収入と働き方のリアル
女性用風俗のセラピストの働き方と収入を整理すると、以下のようになる。
- 副業比率:約7割が副業として従事
- 典型的な勤務パターン:平日は本業をこなしながら夜に3時間だけ出勤、週末のどちらかに稼働
- 副業時の月収目安:30〜40万円(本業の収入を超えるケースも珍しくない)
- 専業セラピストの月収:100万〜200万円に到達する者もいる
- 1日の施術件数:平均3〜4件。最大で1日9〜10件(朝から翌朝まで24時間稼働)
注目すべきは、顔出しなしでもトップに立てるという事実だ。OASISグループの現ナンバーワンは顔を完全にモザイク処理しているにもかかわらず、圧倒的な指名数を誇る。体型や声、SNS配信での人柄が評価の対象となるため、プライバシーを守りながらでも十分に戦える環境が整っている。
業界の光と影——ストーカー被害とガチ恋のリスク
華やかに見える業界にも、当然リスクは存在する。青山翔輝自身が過去に経験した深刻なストーカー被害は、その典型例だ。大阪から週1回のペースで通っていた利用者が、やがて青山翔輝の自宅の所在を突き止め、隣の部屋に引っ越してきたのだ。
近所のスーパーで頻繁に遭遇するようになり、最終的にはNG対応を経て警察への相談に至った。現在は解決しているが、対人サービスならではの危険性が潜んでいることは事実である。
セラピスト側にも「ガチ恋」のリスクがある。長時間を共にするサービスで感情移入が起こりやすい場面としては、以下のようなケースが挙げられる。
- 1日貸し切りのデート同行
- 旅行への同行
- リピートが重なり信頼関係が深まった場合
青山翔輝自身も利用者に好意を抱いた経験があると正直に認めたうえで、「プロとしてそこは乗り越える」と明言している。OASISグループでは、こうしたリスクに対する教育や相談体制も整備されている。
このオープンな姿勢は、利用者にとってもセラピスト志望者にとっても、信頼できる店舗かどうかを見極める指標になる。
まとめ——知ることが偏見をなくす第一歩
女性用風俗の裏側について、本記事で明らかになったポイントを整理する。
- サービスの本質:挿入なしの3段階施術で、カウンセリングによる安心設計が基盤にある
- 利用者層:30代中心、専業主婦から女性経営者まで幅広く、リピート率は約50%
- 品質管理:モニター試験25項目・65点以上という厳格な基準でセラピストの質を担保
- セラピストの収入:副業で月30〜40万円、専業なら月100万円超も可能。顔出し不要
- リスク対策:ストーカーやガチ恋への教育・相談体制を整備
女性用風俗は、単なる「快楽のサービス」ではない。性に悩む女性のケア、パートナーシップの改善、そして男性の新たなキャリアの場として、社会的な意義を持ち始めている。本記事が、女性用風俗というサービスを正しく理解するきっかけとなれば幸いである。
よくある質問
挿入行為以外のすべてが提供される。カウンセリング、入浴、密着ストレッチ、オイルマッサージ、ファンタジーマッサージ(性感マッサージ)が基本的な流れだ。ダブルセラピストコースなど人数のアレンジも可能。
1回あたりの平均は3〜4万円。もっとも人気のある2時間コースは2万2,000円からで、リピートに応じてコース内容や時間が充実していく仕組みだ。
約7割が副業として従事しており、年齢層もビジュアルも多様だ。面接・講習・モニター試験という厳しい選考を経てデビューするため、一定以上のスキルとホスピタリティが担保されている。顔出しなしで活動するトップセラピストも存在する。
SNSやLINEでセラピストと事前にやり取りでき、自分に合った相手を選んでから予約が可能だ。施術前には15〜20分のカウンセリングがあり、希望や不安を丁寧にヒアリングしてもらえる。
セラピスト側も利用者側もプライバシー保護が徹底されている。セラピストは顔出しの有無を自由に選択でき、利用者の個人情報は厳重に管理されている。

