幼馴染コンビで女性用風俗業界へ!オアシスのカネキとエルが切り開く、新たな挑戦に迫る

今回のShizukuでは、幼馴染で女性用風俗セラピストである、女性用風俗オアシスのカネキさんとエルさんにインタビューをさせていただきました。

女性用風俗業界でも珍しい幼馴染コンビは、長野から東京へと進出し、現在ではオアシス渋谷店と横浜店の代表を目指して奮闘されています。

デビュー当初、松葉杖をついてでも予約に向かったカネキさんと、地道なSNS活動で集客に成功したエルさん。性格タイプが真逆のお二人が人気セラピストになるまでの裏話や女性用風俗での挑戦について語っていただきました。

ぜひ最後までご覧になってください。

目次

幼馴染みの二人が女風セラピストに

Shizuku編集部

今回はオアシスで活躍されているセラピストのお二人にお話を伺います。
まずは簡単な自己紹介をお願いできますか?

オアシス渋谷店|カネキ

オアシス渋谷店に所属しているカネキです。
セラピストを始めて1年7ヶ月くらいですね。
元々は愛知県出身で、東京の飲食店で働いた後、少し長野県に移住して、今は東京でセラピストとして活動しています。

オアシス横浜店|エル

オアシス横浜店のエルです。
セラピスト歴は1年4ヶ月になります。
カネキと同じく愛知県出身で、高校卒業後は長野で約7年間会社員として働いていました。
今はカネキと一緒に東京で暮らしながら、オアシス横浜店で活動しています。

Shizuku編集部

お二人は幼馴染みだと伺いました。いつからの付き合いなんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕たちは小学生の頃からの幼馴染みで、同じ地元で育ちました。
その後、僕は高校を中退して(高卒認定取得)東京に出て、エルくんは高校卒業後に就職して長野に行ったんです。
一度は別々の道を歩んだんですが、また長野で一緒に頑張ることになりました。

オアシス横浜店|エル

そうですね、僕らは本当に昔からの付き合いで、お互いのことをすごく理解している関係です。
なかなか幼馴染みで女性用風俗の業界で働くことになるなんて珍しいと思います。

バイト5つ掛け持ち副業で女性用風俗へ—カネキがセラピスト業界に入ったきっかけ

Shizuku編集部

女性用風俗の業界に入られる前は、どんなことをされていたのか教えていただけますか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕はめちゃくちゃバイトを掛け持ちしていて、本職のほかに5個くらいバイトを同時にやっていた時期がありました。
ただ、コロナの時期に重なってしまって、飲食のバイトがほとんどだったので、だんだん仕事がなくなっていってしまったんです。

Shizuku編集部

なぜそんなにたくさんのバイトをされていたんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕は空いている時間が嫌いな時期があって、とにかく何かしていたかったんです。
それにお金も稼ぎたかったですし。

Shizuku編集部

その「空いている時間が嫌い」というのは、何か理由があったのでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

うーん、何もしていないと考え事をしてしまって、ネガティブな気持ちになることが多かったんです。
僕はメンタルが弱いので、常に何かに取り組んでいないと気持ちが落ち着かなかったというか。
忙しくしていることで自分を保っていた部分があったと思います。

Shizuku編集部

なるほど。バイトを5つも掛け持ちするのは相当大変だったと思いますが、体力的にはどうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

正直キツかったと思います(笑)。
でも若さと勢いもあったし、自分の限界を試したいという気持ちもあったかもしれません。
それに結果的には、その経験が今のセラピストの仕事にも活きていると思います。
様々な職種を経験したことで、いろんな人との接し方を学べましたし。

Shizuku編集部

今に繋げられているのはすばらしいですね。ちなみに、飲食系のどんなバイトをされていたのでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

コンビニ、普通の居酒屋、イタリアンバー、カラオケ、うどん屋さんの5つを掛け持ちしていました。
それぞれシフトを調整して、できるだけ隙間なく働くようにしていましたね。
飲食店では主に調理も担当してて、料理するのが好きだったので楽しかったです。

Shizuku編集部

そんな状況の中で、飲食とは全く異なる女性用風俗にどのようにして興味を持ったんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

長野県は夜働ける場所が少ないので、本職が終わった後自由に働けて出勤できる、融通が利くような仕事を探していました。
タイミーのような日払いのバイトも試しましたが、なかなか希望通りのものが見つからなくて。
そんな時に夜職についてもネットで調べていたら、たまたま女性用風俗の求人を見つけたんです。
長野にはホストなどもなくて、女性向けの風俗くらいしか選択肢がなかったんです。
それで約1ヶ月半くらい考えた末に応募してみました。

Shizuku編集部

そうだったのですね。元々愛知県のご出身ということですが、どういう経緯で長野に移られたんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

エルくんも愛知県出身なんですが、高校卒業と同時に就職して長野に異動になったんです。
僕が東京にいた時にメンタル的に落ち込んでいて、仕事も辛くて、転職したいと思っていた時期があったのですが、その時に幼馴染のエルくんに相談したところ、「うちに来ればいいじゃん」と言ってくれたのがきっかけですね。そのまま、エルくんの職場に入社して長野に移ったという感じです。

Shizuku編集部

東京での飲食店の仕事はどのような感じだったんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

東京の飲食店は本当にブラックでしたね。
朝から朝までという感じで、休みもほとんどなくて、残業代も出ませんでした。
体力はついたんですが、「何のためにやっているんだろう」と思うことが多かったです。
メンタル的にもきつくて、それで長野に行くことを決めました。

Shizuku編集部

先ほど、飲食に変わる副業を探す中で女性用風俗に応募されたとのことですが、踏み切れたきっかけは何だったんでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

正直、最初はめちゃくちゃ怪しい業界だと思っていました。当時長野に所属していたセラピストは1人だけで、宣材写真も全モザイクで安っぽくて詐欺サイトかと思ったんです(笑)
なので、長野の飲食のバイトを通じてできた知り合いにセラピストになることを相談したんです。
そしたら「女風やってみたらいいじゃん、お前ならいけるよ」と背中を押してもらえました。
その後押しもあって、とりあえず行ってみようかなと思ったんです。

Shizuku編集部

女性用風俗について、それまで知識はありましたか?

オアシス渋谷店|カネキ

全然知らなかったですね。
男性向けの風俗はもちろん知っていましたが、女性向けのものがあるとは思っていませんでした。
求人を見て初めて知ったという感じです。
何をするのか、どんなお客さんが来るのかなど、わからないことだらけでした。でも、やってみないとわからないと思って、後押しと勢いで女性用風俗業界に飛び込みました。

Shizuku編集部

最初のお客様への接客はどうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

めちゃくちゃ緊張しましたよ。何をすればいいのか、どう接すればいいのか、わからないことだらけでした。
でも、ありがたいことにお客様が優しい方で、いろいろ話をしながら僕の緊張もほぐれていきました。
最初は手探り状態でしたが、徐々に自分のスタイルを確立していった感じです。

「俺もやるわ」即決のエル—幼馴染みのカミングアウトから始まった転機

Shizuku編集部

エルさんについても、高校卒業されてから女性用風俗に入るまでの経緯を教えてください。

オアシス横浜店|エル

もちろんです。高校卒業して長野で就職して、そこから7、8年同じ会社に勤めていました。18歳から25歳までですね。
バイトもやっていましたよ、カネキほど多くはないですけど(笑)
趣味はバイクで、特にハーレーが好きで、休みの日は8割方バイクに乗っているような生活をしてました。

Shizuku編集部

長野での就職先はどのような会社だったのですか?

オアシス横浜店|エル

全国区の大手会社で、結構安定した仕事でした。
福利厚生もしっかりしていて、普通に考えれば一生働ける環境だったと思います。
ただ、毎日同じ仕事の繰り返しで、自分の将来が見えすぎていたんです。

Shizuku編集部

なるほど、その会社に不満があったのでしょうか。

オアシス横浜店|エル

いえ、それはなくて、会社での人間関係も良かったです。同じ会社でずっと同じ仕事をして、安定もしてましたし。
ですが、変わり映えしないし会社の先輩を見ると、将来の自分を見ていると感じてしまった部分もありました。
会社の喫煙所で愚痴を言っている先輩たちを見て、あまり幸せそうじゃないなと思ったんです。
なんだか自分の未来が見えてしまった感じで、このまま20年、30年働いたら自分もこうなるのかなと思うと、何か生活に変化がほしいなと思っていました。

Shizuku編集部

お二人の周りでも独立したり新しいチャレンジをしたりすることについて話していたんですか?

オアシス横浜店|エル

してました。実は僕とカネキだけじゃなくて、周りの友人とも「何かやりたいよね」という話をしていたんです。でも田舎だとなかなか話が進まなくて。

Shizuku編集部

そんな中でカネキさんからセラピストの話を聞いたんですね。その時の状況を詳しく教えていただけますか?

オアシス横浜店|エル

そうですね。そのタイミングでカネキの家で宅飲みした時に、「実は始めたことがあって」とカネキから女性用風俗の話を聞かされたんです。
正直業界については全く知らなかったのですが、全然知らない女性用風俗業界の話を聞いて「おもしろそう」と思ったんです。それで、すぐに「それ俺もやるわ」って即決しました。
自分は好奇心が強い人間なので、カネキから女風の話を聞いてから、すぐにオーナーさんに連絡を取ってもらいました。
その後、面接を受けてデビューしたという感じです。

Shizuku編集部

即決されたのはすごいですね!迷いはなかったんですか?

オアシス横浜店|エル

自分でも驚くほど迷いはなかったですね(笑)。
ちょうど新しいチャレンジを探していたタイミングだったので、「これだ!」と思いました。
カネキが既にやっていて、一定の結果を出しているというのも即決できた理由の1つですね。
未知の世界に一人で飛び込むのは怖いですが、信頼できる友人がいるとなれば心強いですから。

Shizuku編集部

カネキさんは女性用風俗で働いていることをエルさんに打ち明けようと思った時、何か葛藤はありましたか?

オアシス渋谷店|カネキ

実は葛藤はなかったんです。
むしろエルくんを誘いたいと思っていたくらいでした。
ただ、何の成果も出ていない状態で誘うのはダサいと思ったので、ある程度結果が出るまでは一人で頑張ってました。
エルくんと仲が悪くなるとか、女風をやっていることを話したら引かれるという心配は全くなくて、むしろ「ワンチャン興味持つんじゃないかな」という気持ちの方が強かったですね。

Shizuku編集部

エルさんへの信頼が厚かったんですね。実際に打ち明けた時のエルさんの反応はどうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

いい意味で想像以上でしたね(笑)。
「俺もやるわ」と即決してくれて、全く引く様子もなかったので、本当に嬉しかったです。
エルくんなら興味を持ってくれるかなとは思っていましたが、ここまでポジティブな反応だとは思っていませんでした。

Shizuku編集部

エルさんは風俗業界に抵抗なかったんですか?

オアシス横浜店|エル

「女性用風俗」というワードを聞いて、率直にこれは資格も特に必要ないし、できるかもしれないと思ったんです。
確かに風俗業界に対してハードルを感じるかもしれませんが、僕は逆に「その業界ならいけるかも」と思いました。
カネキがすでに数ヶ月間やっているという実績もあったので、特に不安はありませんでした。

Shizuku編集部

「女性用風俗」という言葉を聞いたとき、具体的にどんなイメージを持ちましたか?

オアシス横浜店|エル

最初は、カネキと同じでどんな仕事なのか全くわからなかったです。
男性向けの風俗の逆バージョンなのかなとは漠然と思っていました。
ただ、カネキが既にセラピストをしていて、ある程度収入もあるということだったので、詳しい内容は知らなくても「やってみよう」という気持ちの方が強かったですね。

Shizuku編集部

セラピストとしてデビューする前に、何か不安はありましたか?

オアシス横浜店|エル

不安というより、どんな仕事なのか具体的にイメージできなかったので、そこは少し心配でした。
でも、カネキに話を聞くと「これならできるかも」と思えたので、あまり深く考えずにチャレンジしました。
新しいことを始める時の高揚感の方が大きかったですね。

オアシス渋谷店|カネキ

僕の場合は、最初の一歩を踏み出すまでが大変でした。エルくんのように即決できず、1ヶ月以上悩みましたからね。
ただ、一度始めてみると楽しいと感じることができました。

長野で奮闘!カネキのセラピストデビュー当初を振り返る

Shizuku編集部

カネキさんがセラピストとして人気になるまでは、実際にどんなことをしていたんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕はツイキャスを毎日2〜3時間やっていました。他のセラピストの配信も見ていたので、総顧客数を把握していました。
全体数を見ると、長野県では予約はほぼ入らないだろうと思っていたんです。

Shizuku編集部

それでも諦めずに活動を続けられたんですね。最初の頃はどうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

実際、1ヶ月目は新規1件、2ヶ月目も1件でした。
それでも毎日キャスを欠かさずにやって、Xでも活動を続けていました。
そして11月に半額イベントをした時に、長野では異例の新規15件のご予約をいただけたんです。

Shizuku編集部

ツイキャスとXの活動が中心だったんですね。具体的にどんな内容で配信していたんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

ツイキャスでは、自分の日常や趣味の話をしたり、視聴者からの質問に答えたりしていました。
あまりセラピストの仕事の内容には触れずに、自分のキャラクターを出すことを意識していましたね。
Xでも同様に、日常の写真や考えていることをポストしていました。
とにかく自分を知ってもらうことを意識していました。

Shizuku編集部

その時期に何か特別な取り組みはされていたんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

元々飲食で接客も行っていたので、コミュニケーションや会話はすごく得意でした。
なので、その点を武器にしてツイキャスでアピールをしてきましたね。

Shizuku編集部

自分の強みが明確なのは素晴らしいですね。他に印象に残っているエピソードはありますか?

オアシス渋谷店|カネキ

ありますよ(笑)。今となっては笑い話なのですが、足を骨折して手術するほどの怪我をした時があって、本職を1ヶ月ほど休んでいました。その間、セラピストの活動に注力したんです。
その時は、松葉杖をついて予約に行ったり、松葉杖をつきながら施術したりしていました。

Shizuku編集部

松葉杖をついてまでセラピストをされていたんですね。お客様の反応はどうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

長野のホテルは駐車場が下にあって階段で上がるようなところが多くて、松葉杖で階段を上がりながらお客さんに心配されたこともありました。
でも、「松葉杖ついてますけど、お客様さえよろしければ、行かせていただきます!」という熱心さが逆によかったのかもしれません。
また、チャラい見た目とギャップのある丁寧な言葉遣いも印象に残ったようです。

Shizuku編集部

松葉杖をつきながら、お客様のもとに向かうセラピストは、中々いませんよね。確かに熱意がこちらにも伝わります。

オアシス渋谷店|カネキ

そうですよね。なので、そういった印象が根付いていく期間でもあったと思います。

Shizuku編集部

松葉杖をついていた時の施術で、何か工夫したことはありますか?

オアシス渋谷店|カネキ

足が使えないので、上半身の力だけで施術する工夫をしました。
また、できることとできないことをしっかり事前に説明して、お客様の理解を得るようにしていました。
「お風呂は一緒に入れませんが、それ以外は全部やります」という感じで。
そういう誠実さも評価してもらえたのかもしれません。

Shizuku編集部

半額イベントで15件も新規のお客様が入ったとのことですが、その中からリピーターになってくださった方も多いですか?

オアシス渋谷店|カネキ

はい、その時の新規のお客様のうち、半数以上がリピーターになってくれました。
やはり価格が安いからという理由だけでなく、実際に会ってみて「この人ならまた会いたい」と思っていただけたのだと思います。
そこからさらに口コミで広がっていった感じですね。

Shizuku編集部

なるほど。それから、エルさんを誘おうと思ったタイミングはこのくらいの時期ですか?

オアシス渋谷店|カネキ

そうですね!11月に予約がすごく増えて、全国ランキングに入れたんです。
最初は98位くらいでした。僕の認知も増えてきて、これからも認知度が落ちるわけがないという確信もありました。
12月には新規のお客様も入って、さらに1.5倍くらいになるだろうと。
もう絶対に落ちない確信があったので、エルくんに話すことにしたんです。

Shizuku編集部

当時は本業をしながら、副業としてセラピストをされていたんですよね?

オアシス渋谷店|カネキ

そうです。バイトの掛け持ちはほぼしなくなって、副業は女性用風俗に力を入れていました。
その時点ではセラピストを辞めるつもりはなく、本職と両立していましたね。

Shizuku編集部

全国ランキングというのは、どのようなものなのですか?

オアシス渋谷店|カネキ

女性用風俗のグループでは、セラピストの売上や指名数などに基づいて全国的なランキングがあるんです。
当時所属していた「長野秘密基地」という店舗のランキングで上位に入ることができました。
これは正直、かなり自信になりましたね。
長野という地方都市でも、頑張れば結果が出せるということを実感しました。

Shizuku編集部

その成功を経て、エルさんに声をかけるまでどのくらいの期間がありましたか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕がデビューしたのが9月で、11月に大きく跳ねて、その時点でエルくんに話しました。
だから約2〜3ヶ月くらいですね。

ツイキャスVS地道な営業活動—真逆の集客スタイルを持つ二人

Shizuku編集部

エルさんは、カネキさんのようにスムーズに人気になったのでしょうか?どのようにセラピストを始められたのかお聞かせください!

オアシス横浜店|エル

最初は、完全に女性用風俗業界をなめて入ったんですよ。
予約は勝手に入るんじゃないかと、簡単に考えていました(笑)。
カネキの話を聞いたのが11月で、オーナーとの講習の日程が合わなくて実際にデビューしたのが12月の初めです。

Shizuku編集部

デビュー前から東京に行く話が出ていたと伺ったのですが、大きな決断だったのではないでしょうか?

オアシス横浜店|エル

カネキが半額イベントで伸び始めた頃に、秘密基地のセカンドグループの「オアシス」のあおいさんとの繋がりができて、僕がまだデビューすらしていない時点で「東京に行こう」という話がカネキとの間では、でていました。
何の実績もなく女性用風俗業界で東京に出ていくというのは、いきなり7〜8年勤めた会社を捨てることになるので、正直怖かったです。
ですが、何か物事に夢中になった時に、愚直に取り組める自分ならやっていけるかなと思いました。

Shizuku編集部

セラピストとして実績がない中で東京進出することを決断できたのには、何か後押しがあったのでしょうか?

オアシス横浜店|エル

一番大きかったのは、やはりカネキの存在です。
彼が既に成功の兆しを見せていたので、「自分もやれるはず」という気持ちがありました。
それと、長年勤めた会社に対する閉塞感もありましたし、「人生を変えたい」という強い思いもありました。
怖かったですが、それ以上にワクワク感の方が大きかったんです。

Shizuku編集部

実際にデビューしてみて、セラピストとしての手応えはいかがでしたか?

オアシス横浜店|エル

初月は50万円くらいの売り上げがあって、「この金額が稼げれば、最悪死なないな。」と思いました。
多分続けていればもっといけるだろうという手応えも感じていました。「やるしかない!」という感じでしたね。

Shizuku編集部

デビュー当初、具体的にどのような集客活動をされていたんですか?

オアシス横浜店|エル

初めはカネキのようにツイキャスもやってみたのですが、あまり得意ではなかったですね。
ただ、SNS、特にXでの活動には力を入れていました。
あとは写メ日記と呼ばれる、日記形式の投稿も毎日欠かさずに書いていました。
とにかく継続することを意識していましたね。

Shizuku編集部

初月50万円くらい売上げられるセラピストは少ないように感じますが、何か秘訣はあったのですか?

オアシス横浜店|エル

顧客数でいうと全然多くなくて、3名くらいだったんですが、そのうち1名のお客様が月に30万円くらい使ってくれていたんです。そういう人に出会えたのもあります。
あとは、カネキがデビューしてから長野のセラピスト人数も増えていきました。
長野秘密基地自体の認知も広まり始めていたタイミングということもあり、運がよかったんだと思います。

Shizuku編集部

お二人はまったく異なる集客スタイルをお持ちのように感じました。それぞれ、どのような違いがあると思いますか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕はツイキャスを中心にした会話を中心にした活動で、なるべく多くの人に自分のことを知ってもらうことを意識していました。
DMなどの営業は一切していないんです。認知度が上がれば自然と予約は入ると考えていましたね。

オアシス横浜店|エル

僕はDM営業にも力を入れていました。
Xで見つけた女性用風俗に興味がありそうな方に直接連絡して、自分をアピールするという地道な活動をしていました。
あとはカネキが言ったように、継続的なSNS投稿や写メ日記も欠かさずにやっていましたね。

Shizuku編集部

近い距離でセラピストをやっている中で、お二人の集客活動の違いは意識的に作ったものなのですか?それとも自然と分かれていったのでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

自然と分かれていったという感じですね。
お互いの性格や得意分野が違うので、自分に合ったやり方を選んだ結果だと思います。

オアシス横浜店|エル

そうですね。僕たちは幼馴染みで、お互いのことをよく知っているので、わざわざ同じやり方をする必要はないと思っていました。
カネキはトーク力が武器で、僕は地道な発信活動が得意なので、それぞれの強みを活かしていった感じです。

東京進出を決意—”行かないでほしい”とお客様との涙の別れ

Shizuku編集部

長野で成果を出し始めた中で、東京に進出しようと思ったきっかけは何だったんですか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕はもともと都内で就職していたこともあり、11月に売上が跳ねた時点で、都内に戻ろうと決めていました。さらに、11月に東京出張に行った時に、アオイさんとの関わりが増えて、東京出張がすごく楽しかったんです。
それで戻りたいなと思って、長野のオーナーにはその時点で伝えていました。

Shizuku編集部

長野のオーナーさんはどんな反応でしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕は自由にやりたいタイプなので、オーナーさんも「そういうタイプだよね」と理解してくれていましたね。
結果も出てきていたので、無下に扱えないという面もあったかもしれません。

Shizuku編集部

東京に戻るというのは、単に東京に憧れてというわけではなく、何か具体的な目標があったのでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

もちろん都会の方がセラピストとしてのチャンスは多いと思っていましたが、一番大きかったのはアオイさんとの出会いですね。
アオイさんが描く女性用風俗の未来像に共感して、一緒に何かを作り上げていきたいと思ったんです。
また、東京の方が様々なセラピストとの交流も多く、自分自身の成長にもつながると考えていました。

Shizuku編集部

アオイさんとの出会いについても教えてください。

オアシス渋谷店|カネキ

アオイさんとは東京出張の時に知り合って、意気投合して、アオイさんの夢を聞いて「おもしろそう、一緒にやりましょう」という話になりました。

Shizuku編集部

アオイさんはどんな方なのですか?

オアシス渋谷店|カネキ

アオイさんは女性用風俗業界の中でも独自の視点を持った方で、単にお店を経営するだけでなく、業界全体を変えていきたいという大きなビジョンを持っています。
とても情熱的で行動力のある方で、話していると自然とその熱意に引き込まれるんです。
僕がアオイさんに惹かれたのは、その情熱とビジョンの大きさでした。

Shizuku編集部

エルさんは、カネキさんについていく形になったかと思いますが、どうでしたか?特に東京に行くことを既存のお客様に伝えるのは大変だったと思います。特に思い出に残るエピソードはありますか?

オアシス横浜店|エル

はい、一番会ってくださっていた方に言わなきゃいけなくて、なかなか言えずにいたんです。
来月から行くということが決まった時に、一緒に焼肉を食べに行ったんです。
「ちょっと話があって、来月から東京に行くんだ」と伝えたら、お互い箸が止まってしまって。
相手の方はメンタルが不安定な部分もあって、「嫌だ、行かないでほしい」とその場で涙を流していました。

Shizuku編集部

それだけ、エルさんのことを想って指名してくださっていたのですね。その時はどう対応されたんですか?

オアシス横浜店|エル

僕は「東京で自分がどこまで通用するか試してみたいし、変化を求めたい。アオイさんと一緒に夢を追いたい」と話しました。
その日は喧嘩別れのようになってしまいましたが、翌日からは「応援する」と言ってくれて、「ちゃんと長野出張も来るから」と納得をいていただけました。

Shizuku編集部

そのような別れの場面は、セラピストとして成長する上で重要な経験だったと思いますか?

オアシス横浜店|エル

そうですね、非常に重要な経験でした。
お客様との関係性は単なるビジネスではなく、人対人の結びつきがあります。
その中で自分の夢や目標を追いかけるということは、時に人を傷つけてしまうことにもなります。
その葛藤をどう乗り越えるか、どう伝えるかというのは、セラピストとしても人間としても成長する上で大切な経験だったと思います。

Shizuku編集部

その後も長野出張には行かれたんですか?

オアシス横浜店|エル

最初は週に1回くらい行っていましたが、徐々に東京でもお客さんがつき始めると、長野に行ける日数が減っていきました。
最初は1週間いたのが、6日、5日、4日と減っていき、今は1泊2日で1日半くらいしか行けないんです。

Shizuku編集部

そのお客様の方とは、その後どうなりましたか?

オアシス横浜店|エル

その方がいたのが、長野市から離れた南信地域で、車を取りに行く時間もなくなってしまいました。
なので、最初の3、4ヶ月は会えていたんですが、車が使えなくなってからはだんだんお会いすることが難しくなってしまい、今はお会いできていないですね。

Shizuku編集部

かなり思い入れが深い、東京進出だったのですね。カネキさんのお客様はいかがでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕の場合は数人に伝えていて、「寂しいけど応援するよ」「会いに行くよ」と背中を押してもらえました。
大半の人は、2月まで黙っていて、正式な報告ができたのはその頃でした。
それまでは東京に進出するギリギリまで、ずっと黙っていましたね…。
ですが、「応援してる!」と、本当にあたたかい言葉をかけてもらえることが多かったです。

Shizuku編集部

お客様との距離感の取り方について、何か考えていることはありますか?

オアシス渋谷店|カネキ

難しいバランスですよね。あまり近すぎると依存関係になってしまいますし、遠すぎるとつながりが薄れてしまいます。
僕はある程度距離を保ちつつも、真摯に向き合うことを心がけています。
結局のところ、お互いが気持ちよく過ごせる関係が一番だと思っています。

オアシス横浜店|エル

僕も同感です。特にお客様の方とは単なるビジネス関係を超えた部分があるので、その方との適切な距離感を見つけるのは本当に難しいですね。
でも、常に誠実でいることだけは心がけています。

“トーク中心”と”施術中心”—セラピストとしても異なる個性

Shizuku編集部

長野でのお二人の活動を伺う中で、お二人がセラピストとしての特徴や提供するサービスの違いについてよく分かりました。実際に東京に進出した際は、どうでしたか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕は都内で新規予約を獲得することを、正直諦めていました。
営業もしないし、あくまでも、横浜でアオイさんと店舗のために動くという感じでした。
目標がまず店舗運営という感じだったので、自分の認知を上げようという感じでもありましたね。
オアシス横浜店がオープンした時に爆発させようと思って!

Shizuku編集部

自分の予約よりも店舗の成功を優先されていたんですね。そう考えられるのは珍しいと感じました。

オアシス渋谷店|カネキ

短期的に自分の売上を上げることも大事ですが、長期的な視点で考えたときに、店舗全体の成功の方が自分自身の成長にもつながると思っています。
また、アオイさんの夢の実現を手伝いたいという気持ちも強かったですね。

Shizuku編集部

エルさんはいかがですか?エルさんも、カネキさんに負けないような熱意をお持ちですよね。

オアシス横浜店|エル

東京に進出した最初は、かなり焦りがありましたね。予約もなかなか獲得できませんでしたし。
ちょうどその時に、東京秘密基地本店のヨヒトさんがXで「セラピストの相談に乗ります」と投稿しているのを見て、すぐに連絡しました。
そこでアドバイスをもらって、SNS、キャス、写メ日記などを頑張りました。
その頑張りが実って、「会いたい、応援したい」と思ってくれるお客様が増えていったという感じです。
東京に来て最初の月は86万くらいの売上でしたが、次の月は140万、その次は230万と右肩上がりになっていったんです。売上が安定してきた時は、ホッとしましたね。

Shizuku編集部

東京に来てからも成長が素晴らしいですね。今振り返ってみて、どのようなアドバイスが特に役立ちましたか?

オアシス横浜店|エル

ヨヒトさんからは、SNSの使い方や投稿の内容、頻度などについて具体的なアドバイスをもらえらことです。
あとは写メ日記の書き方や、潜在的なお客様へのアプローチ方法など、本当に細かく教えてもらいましたね。
中でも「継続すること」の大切さを教えてもらったのが一番役立ちました。

Shizuku編集部

東京でもお二人は完全に異なるスタイルを確立されていることがわかりました。お二人の具体的なスタイルの違いついても伺いたいです。

オアシス渋谷店|カネキ

僕はトーク中心のセラピストで、お客様との会話や交流を重視しています。
実際、僕の予約の7割くらいは施術をほとんど行わないデートやディナーなどの予約です。
自分のキャラクターを活かした活動スタイルですね。

オアシス横浜店|エル

僕の場合は施術を大事にしています。
ご予約の内訳でいうと、施術のみが4割、デートのみが2割、両方が4割という感じです。
施術の技術向上にも力を入れていますし、お客様が求めるものに応じて柔軟に対応するようにしています。

Shizuku編集部

ちなみに、今だから言えるお互いの良いところ・悪いところってありますか?

オアシス渋谷店|カネキ

エルくんの強みは、真面目なところですね。
タスクも全部丁寧にこなすし、写メ日記も未だにきちんと行っているし。
逆に真面目すぎるから常にいろんなところにアンテナ張ってるので、そこが少し心配かなって思います。
「今日くらいは休んでもいいんじゃない?」って。

Shizuku編集部

エルさん視点ではどうでしょうか。

オアシス横浜店|エル

トーク力は素晴らしいですね。自己ブランディングが特に。
ダブルコースで入っても、お客様がカネキのトークに惹きこまれているっていうのも感じられるし。
改善した方がいい点は…勤怠ですかね(笑)。

Shizuku編集部

勤怠ってどういうことですか?(笑)

オアシス渋谷店|カネキ

これは正直に言いますが、僕は寝るのが大好きで、時々出勤予定を出していても、朝起きられなくて「ごめん、今日は体調悪くて…」となることが(笑)。
あとは気分によって、活動量が大きく変わるタイプなんです。

オアシス横浜店|エル

そうそう、カネキはやる時はすごくやるけど、そうでない時は全く動かない(笑)。
それに比べて僕は毎日コツコツタイプなので、そこは対照的ですね。

Shizuku編集部

お二人で一緒にダブルコースで入ることもあるんですね?

オアシス渋谷店|カネキ

あります。ただ施術でのダブルはほとんどなくて、2回くらいしかないんじゃないですかね?
あとは全部呑みのような形です。

オアシス横浜店|エル

そうですね、施術のダブルはほとんどないです。

オアシス渋谷店|カネキ

僕は喋り役で呼ばれることが多いんです。僕は女性用風俗業界では浮いているタイプだと思います。
施術よりも、デートやディナーなど会話を楽しむ予約の方が圧倒的に多いです。7:3くらいの割合でデート中心ですね。

Shizuku編集部

そのような明確なスタイルの違いがあるのは興味深いですね。やはり、お客様の層も違うのでしょうか?

オアシス渋谷店|カネキ

ある程度違うと思います。僕のお客様は会話を通じて癒しを求める方が多いですね。
年齢層も幅広くて、職業も様々です。

オアシス横浜店|エル

僕のお客様は施術によるリラクゼーションを求める方が多いです。
ただ、会話も大事にしているので、両方を楽しみたいという方も多いですね。

Shizuku編集部

幼馴染とダブルコースで入った時はどういう感じだったのですか?

オアシス渋谷店|カネキ

シンプルに楽しいしワクワクするって感じでしたね。

オアシス横浜店|エル

僕も同じで、最初にカネキと「一緒に楽しもう、お客様にも楽しんでもらおう」というスタンスでした。僕たちだからこそできることをしようって感じでしたね。

Shizuku編集部

非常に素敵な考えですね。きっとお客様も楽しめたでしょうね。なんとなく想像ができます。

オアシス横浜店|エル

そうかもしれませんね。僕らを指名してくれているということは。

オアシス渋谷店|カネキ

掛け合いを見たいとか、2人を並べて見たいという需要が多いですね。
今はそっちの方が圧倒的に需要が生まれている気がします。
施術というよりも、一緒にいるところを見たいという感じですね。
例えば、僕らが2人で手をつないで、お客様はその手をつないだ僕らを見るとか!

Shizuku編集部

なるほど、幼馴染の掛け合いを見たいという需要があるんですね。

オアシス渋谷店|カネキ

そうですね、僕らは幼馴染で長い付き合いがあるので、自然な会話やツッコミなどの掛け合いができるんです。それを見て楽しんでもらうというか。

オアシス横浜店|エル

あとは、僕たちの関係性を見て妄想を膨らませるというのもあるかもしれませんね(笑)。
BL(ボーイズラブ)的な要素を楽しむお客様も少なからずいらっしゃるようです。

楽しさと自由を追求するカネキ、チームバランサーとして支えるエル

Shizuku編集部

東京に来られてからの展望や、今後どういうことにチャレンジしていきたいかを教えてください。

オアシス渋谷店|カネキ

当面の目標はオアシス渋谷店の代表になることですね。
僕は楽しいこと、面白いことしか求めていなくて、アオイさんも「カネキの好きにしていいよ」というスタンスでいてくれます。
僕にタスクを与えず、好きなようにやらせてくれています。

Shizuku編集部

それはカネキさんへの信頼の現れかもしれないですね。自由に働くことは責任も大きく伴うと思いますが、その辺はどのように感じていますか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕は規則やタスクで縛られるよりも、自由にやった方が伸びるタイプなので、そこを尊重してくれているのがすごく嬉しいです。
アオイさんとエルくんと一緒にやること自体楽しいというのも大きいですね。

Shizuku編集部

今後オアシス渋谷店の代表を目指すにあたって、具体的にどんなことをしていきたいですか?

オアシス渋谷店|カネキ

まずは、オアシス渋谷店をもっと多くの人に知ってもらいたいですね。
そのために、イベントの企画や新しいサービスの開発などにも取り組んでいきたいと思っています。
また、新人セラピストの育成にも力を入れて、店舗全体の質を高めていくことも重要だと考えています。

Shizuku編集部

アオイさんと目指す方向が一緒だからこそ自由にやれているのかなと感じました。その上で、より自由度が高いオアシス渋谷店の代表になりたいという気持ちが芽生えるのは自然だとも思いました。

オアシス渋谷店|カネキ

そうですね。より自由にやれるからこそ、オアシス渋谷店の代表になりたいと思っています。

オアシス横浜店|エル

僕もカネキと同じで、オアシス横浜店の代表になりたいと思っています。
実際にアオイさんの意向でも「渋谷のカネキ、横浜のエル」という形にしたいと言ってくれています。

Shizuku編集部

オアシス店舗の代表になるためには、どんな準備が必要だと考えていますか?

オアシス横浜店|エル

僕は店舗を自立させる必要があると考えてます。
自分がいなくてもしっかり売上が立って、予約が入る形にしないといけないと思っています。
代表には、代表の役割があるでしょうから、単にセラピストだけに注力するのは難しくなるでしょうし。

Shizuku編集部

店舗を自立させるというのは具体的にどのようなことでしょうか?

オアシス横浜店|エル

まず、優秀なセラピストを育成することですね。
自分一人ではなく、チーム全体で予約を回せるような体制を作りたいと思っています。
また、店舗としてのブランディングも重要で、個人のセラピストに依存しない仕組みづくりが必要です。
そのためには、マニュアルの整備や研修体制の確立なども進めていきたいと考えています。

Shizuku編集部

お二人とアオイさんの関係性についても教えてください。どんな役割分担になっていますか?

オアシス横浜店|エル

アオイさんはリーダーシップがある人です。ですが、周りを頼るのが下手な人なんです(笑)。
自由なカネキと自分で色々やり過ぎるアオイさんの間で、僕はバランサーのポジションにいると思っています。とはいえ、共通している一番大切にしていることは、楽しくやりたいということです。

Shizuku編集部

三人三様のキャラクターが揃っているんですね。

オアシス横浜店|エル

はい、本当にそれぞれの強みを活かせる関係性だと思います。
アオイさんはビジョンを持ってリードしてくれますし、カネキは自由な発想で新しいアイデアを生み出します。僕はその間に入って調整役を務めるという感じです。

オアシス渋谷店|カネキ

エルくんは本当に重要な役割を果たしてくれていると思います。
僕とアオイさんだけだと、時々ぶつかることもあるんですが、エルくんがいることでバランスが取れているんです。

Shizuku編集部

アオイさんとの間で何かぶつかったことはありますか?

オアシス横浜店|エル

実はちょっと前に、カネキが燃え尽き症候群になりかけたことがあって、アオイさんも自分でいろいろやりすぎて、僕たちに何をしているのか伝わってこなかったんです。
そのとき、一度関係性が冷えてしまうんじゃないかという危機がありました。

オアシス渋谷店|カネキ

そうなんですよ。そのときエルくんが僕とアオイさんの間に入って、僕たちの思いをアオイさんに伝えてくれたんです。
それでまた意思疎通ができるようになりました。

オアシス横浜店|エル

そういう経験もあったので、3人の関係をずっと良好に、楽しく続けていきたいという思いが強くなりましたね。

女性用風俗オアシスが求めるセラピスト像と共に創る店舗

Shizuku編集部

今後、女性用風俗業界に興味を持つ人に向けて、何かアドバイスはありますか?

オアシス横浜店|エル

全力でサポートします!今も新人一人一人に対してグループを組んでアドバイスをしたりしています

オアシス渋谷店|カネキ

今うち(オアシス)が一番熱いぞー!(笑)

Shizuku編集部

女性用風俗に興味をもっている男性の方も増えていると思います。ズバリ、どんな人が向いていると感じますか?

オアシス渋谷店|カネキ

綺麗事抜きで言うと、本当に「稼ぎたい」という人や、「誰かに必要とされることで力を発揮するタイプの人」が売れると思います。
承認欲求が強かったり、成果が出るまで頑張れる人は重要ですね。
業界で長く続いている人は少なくて、半年続いたら長いという感じです。

Shizuku編集部

なるほど、結局継続することが大切なんですね。多くのセラピストを見てきて挫折しやすいポイントはどこにあると思いますか?

オアシス渋谷店|カネキ

最初の3ヶ月が一番きついと思います。
予約がほとんど入らない時期に、モチベーションを維持するのは本当に難しいんです。
あとは「女の子と遊べるから」という安易な気持ちで入ってくる人は、特に長続きしませんね。
そこに仕事としての覚悟や熱意がないと、すぐに挫折してしまいますね。

Shizuku編集部

女性用風俗というと、まだまだ世間的には認知度が低い業界かと思います。そのあたりの苦労はありますか?

オアシス渋谷店|カネキ

それはありますね。家族や友人に話しづらいという部分はあります。
でも、実際に女性用風俗業界に入ってみると、思っていたよりも健全な部分が多いです。
そして、お客様も本当に素敵な方ばかりです。イメージと実態のギャップは大きいと思います。

オアシス横浜店|エル

僕も最初は友人に話すのをためらいましたが、実際にやってみて「これは普通の仕事だな」と思えるようになりました。
お客様との信頼関係を築いていく仕事なので、むしろ一般的な接客業よりも深いやりがいを感じることもあります。
この仕事は奉仕型の人の方が相性がいいと思います。
自分よりも人に何かをして、それに対して喜びを感じる人が続くんじゃないでしょうか。

Shizuku編集部

お二人が考える「良いセラピスト」とはどんな人ですか?

オアシス渋谷店|カネキ

僕の考える良いセラピストは、自分らしさを大切にしながらもお客様に寄り添える人ですね。
無理に演じたり、誰かを真似たりするのではなく、自分の強みを活かせる人が長く続けられると思います。

オアシス横浜店|エル

僕は「相手が何を求めているか」を敏感に感じ取れる人が良いセラピストだと思います。
施術の技術も大事ですが、それ以上に相手の気持ちや状況を理解する共感力が重要です。
そして、カネキが言ったように、それを自分らしい形で表現できる人ですね。

Shizuku編集部

オアシスではセラピストの方々にどのようなサポートをされているんですか?

オアシス横浜店|エル

うちでは個人のLINEグループを作って、SNSの使い方やDMの返し方のアドバイス、実技講習も定期的に開いています。
渋谷と横浜で定期的に集まって、サウナ会を開いたりと交流も大事にしています。
楽しくないと続けられないと思うので、店舗内のモチベーションを保つことも大切にしていますね。

Shizuku編集部

サポート体制がしっかりしているんですね。具体的にどのような講習を行っているんですか?

オアシス横浜店|エル

実技講習では施術の基本的な手技からアドバンスト技術まで、段階的に学べるようにしています。
また、トーク講習も行っていて、お客様との会話の進め方やマナーなどもレクチャーしています。
新人さんには先輩セラピストがマンツーマンでついて、デビューまでしっかりサポートする体制を整えています。

オアシス渋谷店|カネキ

あとは合同イベントも定期的に開催していて、セラピスト同士の交流を深めるようにしています。
孤独になりがちなこの仕事で、仲間がいると心強いですからね。

Shizuku編集部

セラピストは孤独になりがちなんですね。

オアシス横浜店|エル

セラピストって結構孤独だなと思うんです。
仕事として店舗に出勤することもなく自分で移動して、あまり人と接しない仕事なので、直接会ったりする交流を大事にしています。
一緒に店舗で頑張ろうという意識を持てるようにしていますね。

Shizuku編集部

確かにそうですね。一般的な職場と違って人間関係が希薄になりがちかもしれませんね。

オアシス渋谷店|カネキ

そうなんです。だからこそ、お店としてのつながりを大切にしたいと思っているんです。
みんなで一緒に盛り上げていこうという気持ちがないと、単なる個人事業主の集まりになってしまいますから。

Shizuku編集部

この仕事をしていて、どんな時にやりがいを感じますか?

オアシス横浜店|エル

お客様から「ありがとう」と言ってもらえた時が一番うれしいですね。
特に定期的に来てくださるリピーターさんから「また会いたい」と言ってもらえると、自分の存在意義を感じます。

オアシス渋谷店|カネキ

僕の場合は、お客様の表情が明るくなった時ですね。
来られた時は疲れていたり沈んでいたりする方も、帰る時には笑顔になっていると、「この仕事をやっていて良かった」と思います。
あとは、エルくんが言ったように、「また会いたい」と言ってもらえることが何よりの励みになります。

Shizuku編集部

ありがとうございます。お二人とも違った魅力があって、とても素敵だと思いました。今後のご活躍を楽しみにしています!

オアシス渋谷店|カネキ

ありがとうございました!これからも楽しみながら頑張ります!

オアシス横浜店|エル

こちらこそありがとうございました。これからもカネキと一緒に、女性用風俗業界を盛り上げていきたいと思います!

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この記事を書いた人

抱ける推しが見つかるメディア Shizuku 編集部です。
推し活や女性用風俗をはじめとする情報を発信しています。

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