約4年間、女性用風俗「秘密基地」でトップセラピストとして走り続けてきたヨヒトさん。
多くのお客様と向き合う中で培ってきた接客や技術、そして自身の「男磨き」への追求。
そんな経験を活かし、「GROW」という新たなブランドを立ち上げました。
「筋肉×癒し」を掲げるGROWは、どうやって生まれたのか。セラピストの成長を店としてどう支えていくのか。
今回のShizukuでは、GROW誕生の背景から独自の教育方針、ブランドに込めた思いを語っていただきました。
ぜひ最後までご覧ください。
7年間のバーテンダー経験から、セラピストの世界へ
Shizuku編集部
まずは自己紹介と、これまでのご経歴を伺えますか?
GROW代表 ヨヒト
もともと7年ほどバーテンダーをしていました。銀座の本格的なバーで働いた時期もあって、3、4年ほど店長も経験しています。
GROW代表 ヨヒト
その後、コロナ禍で転職を余儀なくされて、リフォームの仕事に就きました。2年ほど勤めたんですが、飲食店時代からずっと「自分のバーを持ちたい」という夢が強くて。「この仕事を一生続けるのは違うな」と思うようになったんです。
独立に向けて仕事を探していたときに、友人や先輩にいろいろ相談しました。
独立に向けて仕事を探していたときに、友人や先輩にいろいろ相談しました。
Shizuku編集部
独立に向けて、いろいろな方に相談されていたんですね。そこで東京秘密基地という選択肢が出てきたんですか?
GROW代表 ヨヒト
独立資金を貯めるには何の仕事がいいか、自分のビジョンも含めて相談していました。危ない仕事にだけは手を出したくなかったので。
そうしたら、昔の恋人に「東京秘密基地なら稼げるんじゃない?」と言われたんです。まさかの人から言われて(笑)。最初は動揺しましたし、自分がこの世界で売れるわけがないと思っていました。
そうしたら、昔の恋人に「東京秘密基地なら稼げるんじゃない?」と言われたんです。まさかの人から言われて(笑)。最初は動揺しましたし、自分がこの世界で売れるわけがないと思っていました。
Shizuku編集部
最初はそういう反応だったんですね。そこから実際に調べてみようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
GROW代表 ヨヒト
一度は聞き流して、1ヶ月ほど他の仕事を探したんです。でも、ピンとくるものがなくて。
それでもう一度東京秘密基地のホームページを見てみたら、顔出しをしていないのに売れている人が何人もいることに気づきました。
それでもう一度東京秘密基地のホームページを見てみたら、顔出しをしていないのに売れている人が何人もいることに気づきました。
Shizuku編集部
顔出しをしないことは、当時からかなり重要な条件だったんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうです。顔出しをしたくないというのが第一条件だったので、「これは夢がありそうだ」と思ったのが入るきっかけでした。
稼いでいる額も数十万円ではなく数百万円のクラスだったので、自分のビジョンに最短距離で近づけそうだと感じて、始めようと決めました。
稼いでいる額も数十万円ではなく数百万円のクラスだったので、自分のビジョンに最短距離で近づけそうだと感じて、始めようと決めました。
Shizuku編集部
東京秘密基地にはどれくらい在籍していたんですか?
GROW代表 ヨヒト
4年ほど在籍していました。その間に、全国セラピストグランプリで1位をいただいたり、年間MVPをいただいたり。リピート人数や予約数でも、ずっと1位を取らせていただいていました。
Shizuku編集部
女風の仕事が、ご自身のビジョンを実現する近道になると感じたということですか?
GROW代表 ヨヒト
そうですね。付け加えると、もともと性に関することへの関心が強くて、以前のパートナーと長く一緒に過ごす中で、お互いの心地よさを探ってきた経験がありました。その経験がここで活かせるんじゃないかと思ったんです。
GROW代表 ヨヒト
それと、バーテンダーの仕事を通じて、人と接する仕事が本当に好きだと気づいていました。熱量を持って取り組めるのはきっと接客なんだろうと。セラピストも接客と似ている部分が多いので、「自分なら楽しめるはずだ」と直感で思ったのが、大きな理由の一つです。
「何もしないと埋もれる」全国一まで積み上げた、誰よりも動く姿勢
Shizuku編集部
独立前を振り返って、全国1位になるために特に大切にしていたこと、やり切ったことは何でしょうか?
GROW代表 ヨヒト
最初から大切にしていたことですね。東京秘密基地は女風の最大手で、1日に100〜150人が出勤しています。その中で何もしなければ埋もれる、というのはすぐに分かりました。
そこで最初に始めたのが掃除です。当時、誰よりも掃除をしている人がいなかったので、内勤さんの身の回りを誰よりも綺麗にしました。綺麗にしたら「ヨヒト」とA4の紙に大きく書いて、その場所に貼っていたんです。
そこで最初に始めたのが掃除です。当時、誰よりも掃除をしている人がいなかったので、内勤さんの身の回りを誰よりも綺麗にしました。綺麗にしたら「ヨヒト」とA4の紙に大きく書いて、その場所に貼っていたんです。
Shizuku編集部
最初のアクションが「掃除」だったとは意外です。名前を覚えてもらう工夫もされていたんですね。
GROW代表 ヨヒト
綺麗にしましたよとアピールしたら、内勤さんの何人かがヨヒトという名前を覚えてくれました。そこからコミュニティが広がって、仲のいい仲間がどんどん増えていったんです。事務所に寝泊まりして24時間待機し、電話が鳴ったらすぐ向かえる体制も整えていました。
GROW代表 ヨヒト
仲間とは一緒に配信もしました。1人より5、6人で映った方が同時視聴者数が増えたり、投稿を拡散してもらえたりするんです。そういう相互の関係を増やしていったことが、自分の知名度にもつながったと思います。それを誰よりもコツコツ続けて、誰よりも動いていた。それが特に大事にしていたポイントです。
Shizuku編集部
MVPまでの過程で、これだけは負けない、やり切ったという取り組みは何でしょうか?
GROW代表 ヨヒト
最初からコツコツ積み重ねてきたことを、ペースを落とさずに、むしろ上げ続けてきたことですね。お客様との信頼関係を1人から10人、10人から50人、50人から100人と積み重ねていきました。ペースを落とさなかったから、リピーターさんだけで毎月埋まる状態を作れたんです。
GROW代表 ヨヒト
一人ひとりとの信頼関係の深さが、実際に予約や売上につながっていくのも実感しました。当時、この業界で長く続けている人は少ない印象でした。だからこそ「何があっても諦めない」「仕事としてのプライドを持つ」という気持ちを守り続けてきた自負があります。
予約を増やすだけじゃない。一人ひとりとの信頼関係をどう築くか
Shizuku編集部
お客様が増えると、一人ひとりにかけられる時間は減っていきますよね。コミュニケーションの取り方や信頼関係の築き方で、変わっていった部分はありますか?
GROW代表 ヨヒト
予約が少なかった頃は、一人のお客様に月10回ほど予約していただくこともありました。でも予約が増えるにつれて、一人月1回くらいになっていって。もっと会いたいと言ってくださるお客様がいても会えない状況になり、信頼関係に亀裂が入りかける場面も確かにありました。
予約を取りたいのに取れない葛藤はありましたが、それでも会いに来てくださる月1回の方が残り続けて、その方たちがどんどん増えていきました。
予約を取りたいのに取れない葛藤はありましたが、それでも会いに来てくださる月1回の方が残り続けて、その方たちがどんどん増えていきました。
Shizuku編集部
会う頻度が減っても、来てくださるお客様が残っていったんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。1年目は月の最多で110人ほどだったのが、4年目には140人ほどになりました。予約件数も会う人数も増えて、体力的にも対応できるようになっていきました。
Shizuku編集部
それだけ人数が増えても、まだ成長できる感覚があったんですね。
GROW代表 ヨヒト
このペースなら来年、再来年は「150人、160人もいけるんじゃないか」という気持ちはありましたね。この4年間で、ペースを落とさずに成長し続けることがいかに大切かを学びました。
Shizuku編集部
限られた時間でもお客様と深い関係を築けることが、ヨヒトさんの強みになっていったのではと感じました。
GROW代表 ヨヒト
確かにそうですね。よく言われていたのが「コミュニケーションが取れるから癒される」ということでした。
時間内に満足していただけるか、コースごとに逆算して動いて、お客様の満足度を保証する。その意識がものすごく強かったので、それが信頼関係につながったのかなと思います。
時間内に満足していただけるか、コースごとに逆算して動いて、お客様の満足度を保証する。その意識がものすごく強かったので、それが信頼関係につながったのかなと思います。
Shizuku編集部
バーテンダーも程よい距離感だからこそ、他の人には話せないことを自然と打ち明けてしまう関係性がありますよね。ヨヒトさんは、そうした関係の作り方が上手なんだろうなと感じました。
GROW代表 ヨヒト
確かにバーテンダーのときは、他のお客様にも対応しなければいけないので、短い時間でうまく話をまとめて次のお客様へ、という接客をしていました。何十人、何百人と来店がある大きなバーで、常連さんもたくさんいたので、一人の方にずっとついているわけにもいかなくて。
GROW代表 ヨヒト
その中でバランスを見て、「このお客様、少し寂しそうだな」と思ったらそちらに行ったり、カウンターに呼んで他のお客様のケアもしたり。全体を見ながら接客していたので、それが今に活きているのかなと思います。
「筋肉×癒し」は、なぜ生まれた? GROWのコンセプトと名前の由来
Shizuku編集部
GROWという名前の由来や、込めた思いを教えてください。
GROW代表 ヨヒト
店名は漢字にはしたくなくて、おしゃれで海外のお客様にも伝わるアルファベットがいいなと考えていました。ただ、GROWという名前はなかなか思いつかなかったんです。
ある金曜日、夜中の0時半ごろにジムへ行ったら、仕事終わりの人たちがいて。汗だくになりながら走ったり筋トレしたりしている姿を見て、すごく輝いているなと思ったんですよ。
ある金曜日、夜中の0時半ごろにジムへ行ったら、仕事終わりの人たちがいて。汗だくになりながら走ったり筋トレしたりしている姿を見て、すごく輝いているなと思ったんですよ。
Shizuku編集部
そこから「GROW」という言葉が出てきたんですね。
GROW代表 ヨヒト
その通りです。「グロウ」という響きには、光り輝くという意味のGLOWがありますよね。そこから、同じ響きで「成長する」という意味のGROWが浮かんで、「これだ」と思ったんです。
同じ響きで2つの意味を重ねられるのは、こだわりとしても面白いなと。たまたまですが、ダブルミーニングになりました。
同じ響きで2つの意味を重ねられるのは、こだわりとしても面白いなと。たまたまですが、ダブルミーニングになりました。
Shizuku編集部
成長と光り輝くという2つの意味には、どんな思いを込められたんですか?
GROW代表 ヨヒト
お客様のお話を伺っていると、若返ったり、肌がツヤツヤになったり、人生に光や希望をもらえたりする方がいるんです。そういう意味で「光り輝く」はぴったりだと思いました。
GROW代表 ヨヒト
それに、自分もセラピストたちも、常に技術を磨いたり男磨きをしたりして、ご予約をいただくために成長し続けています。磨いた先に光り輝くものがある。お客様も利用されることで、心も体も成長していく部分があると思っていて。セラピストだけでなく、お客様も成長して光り輝く。だから、どちらの意味も込めています。
Shizuku編集部
GROWには、セラピストとお客様、両方の成長という意味があるんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。そういう思いで「GROW」という名前にしました。
Shizuku編集部
プレイヤーからオーナーになっていく中で、これまでの店舗から変えていきたいことはありますか?
GROW代表 ヨヒト
いろいろありますが、他の店舗を見ると、成長を後押しする仕組みが講習くらいしかなかったんですよね。うちは講習に加えて、体を鍛えるサポートや賄いもあります。リピートされやすい仕組みを店側が作ってあげるのも、一つのサポートだと思っています。
自分が働いていた頃に「こんな制度があったらいいのに」と思っていたものを、今詰め込んでいるところです。
自分が働いていた頃に「こんな制度があったらいいのに」と思っていたものを、今詰め込んでいるところです。
Shizuku編集部
ご自身がプレイヤーだったからこそ、欲しかった制度を形にしていくんですね。実際に立ち上げる過程で大変だったことは何ですか?
GROW代表 ヨヒト
やっぱり時間がないことですね。プレイヤーとしてフルで活動していたときは、月に140〜150件ほどご予約をいただいていて、グランプリの時期とも重なっていました。どうやって時間を作ってセカンドブランドの準備をするか、本当に大変で、睡眠時間を削るしかない状態でした。
サポートしてくれる人もいなくて、ゼロからのスタートでした。今は少しずつ手伝ってくれる人が増えてきたので、時間を割けるようになっています。
サポートしてくれる人もいなくて、ゼロからのスタートでした。今は少しずつ手伝ってくれる人が増えてきたので、時間を割けるようになっています。
Shizuku編集部
準備期間で特に大変だったのは、時間の捻出だったんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。時間をどう割り振るか。それと、ホームページで自分の世界観をどう見せるかは、今でも壁にぶつかっています。本当に難しくて。
Shizuku編集部
今後の多店舗展開まで考えると、ホームページは最初の設計も重要になりそうですね。
GROW代表 ヨヒト
多店舗展開はどんどんしていきたいので、それを見据えた設計で作りたいと思っています。
Shizuku編集部
ビジネス面と技術面の両方から、最初から成長を見据えておくことは大事ですよね。
GROW代表 ヨヒト
そうですよね。そこはどんどん改良していきたいです。
Shizuku編集部
もう一つ、「筋肉×癒し」についても伺いたいです。筋肉というとマッチョバーなどはありますが、女風ではあまり聞かないですよね。男性目線だと、筋肉は熱さや勢いのイメージが強くて、癒しとは少し違う印象があります。この組み合わせはどうやって生まれたんですか?
GROW代表 ヨヒト
女風を利用している約300人の方に「なぜ女風を利用していますか?」とアンケートを取ったんです。すると、癒し目的と欲求を満たしたいという目的が、だいたい半々でした。みんな癒しを求めているんだなというのがまず一点。
もう一つは、筋肉の需要が最近すごく伸びていることです。女風への問い合わせのデータに、はっきり表れていました。
もう一つは、筋肉の需要が最近すごく伸びていることです。女風への問い合わせのデータに、はっきり表れていました。
Shizuku編集部
お客様からの問い合わせでも、筋肉の需要を感じていたんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。秘密基地で問い合わせの上位に入っている人は、みんな美しい筋肉の持ち主なんです。自分が一番だったんですが、二番手、三番手にいる人もだいたいマッチョでした。ここ数年は、マッチョの割合がすごく高くて。
GROW代表 ヨヒト
自分は「チームマッチョ」という合同トレーニングの集まりを運営していて、一緒に鍛えたい人を集めていたんですが、そのメンバーがランキング上位に入っているんです。宣伝写真もあえて上半身の写真を1枚目にしたりして。
お客様からも「包容力を感じたい」「筋肉の厚みで安心したい」「居心地がよくて癒される」という声をたくさんいただいています。
お客様からも「包容力を感じたい」「筋肉の厚みで安心したい」「居心地がよくて癒される」という声をたくさんいただいています。
Shizuku編集部
筋肉そのものだけではなく、安心感や包容力が癒しにつながっているんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。筋肉が好きではないお客様が、テクニックを体験したいと自分を指名してくださったこともありました。リピートしてしばらく会っていると、筋肉が好きになってくるんですよ。一緒に筋トレをしたりして、途中で「筋肉っていいな」と気づく方がすごく多いんです。
筋肉による付加価値として、確かに癒しの要素があるんだとお客様の声から分かってきたので、このジャンルでやっていったら面白そうだと思いました。
筋肉による付加価値として、確かに癒しの要素があるんだとお客様の声から分かってきたので、このジャンルでやっていったら面白そうだと思いました。
Shizuku編集部
安心感や居心地のよさが、筋肉と癒しをつなげているんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。そこは直結していると思います。
Shizuku編集部
一方で、筋肉があることで、セラピスト自身のマインドや接客にも影響がありそうですよね。
GROW代表 ヨヒト
悪く言えばナルシストですよね(笑)。でも、よく言えばポジティブなんです。筋トレをすると気持ちが前向きになると言われていますし、自分自身もストレスが発散できているのを実感しています。そのポジティブなマインドは、お客様にいい影響を与えることの方が多いと思っています。威圧的に見えるだけじゃなく、プラスの要素もたくさんあるんです。
GROW代表 ヨヒト
健康志向になれるのもいいところですね。マッチョは食事に気をつけているので、お客様が「私も気をつけて綺麗になろう」と思ってくださったら「一緒に頑張ろうよ」と。一緒に成長し続けるのが楽しいよね、という関係になれるんです。
Shizuku編集部
お客様と一緒に成長していく関係性にもつながっているんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうです。自己肯定感が上がるきっかけにもなるので、いいなと思っています。
Shizuku編集部
自己肯定感という観点も含めると、単に欲求を満たすだけではない、新しい価値になりそうですね。
GROW代表 ヨヒト
かなり大きな付加価値になると思います。
プレイヤーからオーナーへ。ゼロからGROWを立ち上げるまで
Shizuku編集部
秘密基地で4年間活動され、トップまで上り詰めたタイミングでの独立だったと思います。独立を意識し始めたのはいつ頃ですか? また、GROWを立ち上げる決め手は何だったのでしょうか。
GROW代表 ヨヒト
意識し始めたのは、ちょうど2年ほど前ですね。秘密基地グループは、独立までに調整が必要なことが多いグループだと聞いていたので、一山二山あるだろうとは思っていました。
Shizuku編集部
2年かけての独立だったんですね。
GROW代表 ヨヒト
セカンドブランドの準備に2年かけました。さらに遡ると、3年前に2ヶ月だけ休業したことがあるんです。復帰した頃には、女風でやっていこう、独立してセカンドキャリアに進みたいと決めていました。
GROW代表 ヨヒト
当時はセラピストを教えるスクールをやりたいと思っていたんですが、似たビジョンを持っている方が他にいらっしゃったので、同じことをやってもなと。自分は人と違うことをやりたい性格なので、セカンドブランドをやろうと思いました。ちょうどその頃、秘密基地のオフィシャルPVにメインセラピストとして抜擢していただいたんです。
Shizuku編集部
そこが筋肉を意識するきっかけにもなったんですか?
GROW代表 ヨヒト
そうですね。肌を見せるシーンが多いPVだったので、上半身裸になってほしいと言われて。当時は少しぽっちゃりしていて、その体を全国に出すのが恥ずかしかったんです。撮影から公開まで4ヶ月あったので、「本気で鍛えよう」と思って、週5、6回ジムに通いました。
Shizuku編集部
もう部活じゃないですか。
GROW代表 ヨヒト
でも、そうするとどんどん筋肉がついてくるじゃないですか。楽しいし、自分磨きにもなるし、予約にもつながる。これはいいぞと思っていたときに、秘密基地で過去に「マッチョ店」の構想があったと聞いたんです。でも、それは実現しなかったという話で。
Shizuku編集部
そこで「自分ならできるかもしれない」と。
GROW代表 ヨヒト
そうです。その頃にはある程度実績もありましたし、自分がマッチョになってさらに実績を積めば、セカンドブランドを立ち上げられるんじゃないかと思ったんです。マッチョの需要もありますし、自分自身、男磨きや美容も好きだったので、全部がつながったんですよね。
GROW代表 ヨヒト
将来はジムを作るなど、やりたいことをいろいろ展開していけそうなコンセプトだと思って、セカンドブランドを決めました。そこからコツコツ続けて、計画どおり1年ほどで立ち上げを認めていただきました。1年かけて準備して、グランプリ1位という形で卒業できて、気持ちよく立ち上げられたという感じです。
Shizuku編集部
ご自身の夢から逆算して、必要な実績や環境を一つずつ作っていったんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。自分の夢を叶えるために「どう逆算して動けばいいんだろう」という発想でやってきました。
「講習は投資」セラピストの成長を店が支えるGROWの教育方針
Shizuku編集部
GROWでは、セラピストの教育にかなり力を入れていると伺っています。まず、初期講習はどのような形で行っているんですか?
GROW代表 ヨヒト
初期講習は2人限定にして、時間も5時間ほどにしています。他の店舗と比べると長いです。
Shizuku編集部
他店と比べると長いですよね。
GROW代表 ヨヒト
聞くところによると、3時間のところや、3時間で4人というところもあるそうです。うちは2人で5時間。自分がこれまで大切にしてきたお客様への考え方や、テクニック、コミュニケーションの技術を細かく伝えています。頭がいっぱいになる人が多いんですが、最低限伝えたいことは全部伝えます。
GROW代表 ヨヒト
技術は、まず実際にやってもらって、モデルさんからダメ出しをしてもらい、自分からもアドバイスして確実に改善させるスタイルです。
その後に「モニターテスト」として、一般のお客様に実践形式でご予約いただき、終わったら採点していただいています。
その後に「モニターテスト」として、一般のお客様に実践形式でご予約いただき、終わったら採点していただいています。
Shizuku編集部
初期講習の段階から、実践までしっかり見ていくんですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。その前にマッスルマッサージの講習もありますし、デビュー後の必須講習もあります。他の店舗より講習は充実していると思います。
うちは一つひとつの講習が長くて、1時間で終わらなければ2時間、3時間とかけます。その人が確実に変わるように、濃い内容を時間をかけて教えて、改善するまで何度も繰り返す。そのプログラムを今まさに作っているところです。オープンしてまだ10日ほどですが、一人ずつ変わってきている手応えはあります。
うちは一つひとつの講習が長くて、1時間で終わらなければ2時間、3時間とかけます。その人が確実に変わるように、濃い内容を時間をかけて教えて、改善するまで何度も繰り返す。そのプログラムを今まさに作っているところです。オープンしてまだ10日ほどですが、一人ずつ変わってきている手応えはあります。
Shizuku編集部
実際に変化も感じられているんですね。
GROW代表 ヨヒト
はい。これを続ければ、テクニック面でプロフェッショナルになり、コミュニケーション力も少しずつ上がっていくと思っています。
今後は東京秘密基地とも提携して、お互いの講習を受け放題にしたいですし、外部講師もたくさん呼ぼうと考えています。費用はお店が払って、セラピストは無料で受けられる環境を整えています。
今後は東京秘密基地とも提携して、お互いの講習を受け放題にしたいですし、外部講師もたくさん呼ぼうと考えています。費用はお店が払って、セラピストは無料で受けられる環境を整えています。
Shizuku編集部
講習を個人任せにせず、お店側が負担して成長を支えるということですね。
GROW代表 ヨヒト
そうですね。他の店舗だと講習費が全部有料だったり、各自で好きに受けてくださいという形が多いです。お店全体として成長していくために、最初はお店がお金を出して、みんなに投資したいんです。テクニックのあるセラピストがそろわないと、満足度も上がらないので。
Shizuku編集部
奥が深いですね。
GROW代表 ヨヒト
その土台を築くまでは、そうした投資が必要だと思っています。人数をさらに増やしていくなら、無料期間は一定にして、その後は有料の講習も増やしていく。講習の多さはどこにも負けないようにしたい、というところにこだわっています。
「胸を張って働けるブランドへ」GROWが目指すこれから
Shizuku編集部
これからGROWをどんなブランドに育てていきたいか、改めて教えてください。
GROW代表 ヨヒト
分かりやすく言えば、マッチョの女性用風俗店なので、「日本一イケてるマッチョたちがそろう」お店にしたいです。ただのイケマッチョではなく、人間性もしっかりしていて、テクニックもある。ちゃんと筋肉も鍛えて、常に成長し続けられる。そんなブランドに育てたいと思っています。
それと、女風にもっとクリーンなイメージをつけたいんです。どうしても後ろめたさがある仕事なので。限界はあると思いますが、これからは胸を張ってやっていきたいんですよ。
それと、女風にもっとクリーンなイメージをつけたいんです。どうしても後ろめたさがある仕事なので。限界はあると思いますが、これからは胸を張ってやっていきたいんですよ。
Shizuku編集部
そのために、GROWとして取り組んでいきたいこともあるんですか?
GROW代表 ヨヒト
はい。NPO法人のようなものを立ち上げて、性犯罪を減らす取り組みをしたいと思っています。すでに10人ほど協力者がいて、たまにミーティングをしています。
これまで多くのお客様のお話を伺ってきた中で、性被害を受けたことで男性が怖くなり、しばらく男性と性的な関わりを持てなかったという女性が意外と多かったんです。そういう悩みを抱える女性を減らしたい。第二次性徴を迎える小学校高学年くらいの子どもたちに性教育を届けて、誤った性の認識が加害につながるのを食い止めたいと考えています。
これまで多くのお客様のお話を伺ってきた中で、性被害を受けたことで男性が怖くなり、しばらく男性と性的な関わりを持てなかったという女性が意外と多かったんです。そういう悩みを抱える女性を減らしたい。第二次性徴を迎える小学校高学年くらいの子どもたちに性教育を届けて、誤った性の認識が加害につながるのを食い止めたいと考えています。
Shizuku編集部
そうした活動も、将来的にはGROWや女風全体に広げていきたいということですか?
GROW代表 ヨヒト
そうですね。性暴力は、加害する側が自分の欲求を満たそうとした行動が、相手の深いトラウマになってしまう。実際に、10年、20年と性的な関わりを持てなくなってしまう女性もいるのが現状なので、そういう女性を減らしたいんです。日本は性教育が足りていないと思うので、まずは自分たちで活動を始められたらと思っています。
GROW代表 ヨヒト
いずれはGROWや女風全体にも「こういう活動をしているよ」と広げて、少しでも抑止力になればと。女風でも、セラピストによる加害の話を耳にすることがあります。大きな事件になりかねないと思っているので、自分がこうした活動をしていることが少しでも抑止力になればいいなと。「こういう活動をしている人もいるんだ」と、女風自体にクリーンなイメージがついたら嬉しいです。そういう思いで、みんなが胸を張って働けるブランドに育てていきたいです。
Shizuku編集部
ありがとうございます。ブランドへの思い、女性に対するヨヒトさんの考え方、そして一緒に働くセラピストへの思いもよく伝わってきました。最後に、GROWに興味を持ってくれるセラピストに向けて、どんな人と一緒にチームを作っていきたいか教えてください。
GROW代表 ヨヒト
自分のスタンスは、常に人に誠実に向き合うことと、成長し続けたいという思いが一番強かったです。だからこそ予約もリピートも増え続けたんだと思います。
「成長したい」「男磨きの面でも成長したい」「人生を変えたい」「稼ぎたい」、理由は何でもいいんです。そういう夢を持った、誠実な男性を募集しています。
「成長したい」「男磨きの面でも成長したい」「人生を変えたい」「稼ぎたい」、理由は何でもいいんです。そういう夢を持った、誠実な男性を募集しています。
Shizuku編集部
マッチョらしい、まっすぐな言葉ですね。今回お話を伺って、GROWは単に「マッチョなセラピストがいるお店」ではなく、セラピストもお客様も一緒に成長していけるブランドを目指しているんだと感じました。これからGROWがどう成長していくのか、ヨヒトさんが描く「胸を張って働けるブランド」がどう実現されていくのか、楽しみにしています。本日はありがとうございました。
GROW代表 ヨヒト
こちらこそ、ありがとうございました。



