指名ランキングで上位に名前が並ぶセラピストは、どんなきっかけでこの仕事を始め、何を大切にしてきたのか。そして役職に就いたあと、どんな壁にぶつかっているのか。

女風ドキュメンタリー(OASISグループのYouTubeチャンネル)の「夜録」は、夜の街を歩きながらセラピスト1人に話を聞くインタビュー企画だ。今回登場したのは、OASIS本店の副店長を務める新庄なおや。セラピスト歴は今年で4年目、年齢は今年で32歳になるという。

本記事では、動画で本人が語った内容を文字起こしから確認し、利用する女性にとって「このセラピストはどんな考えで接客しているのか」が分かる部分を中心に整理する。

女性用風俗を知らなかった営業職が、知人の紹介で業界へ

新庄は、セラピストになる前は営業の仕事をしていた。もともと人と話すことが好きで、接客業か営業職に就きたいと考えていたという。営業の現場では、年上の人とのコミュニケーション力を身につけた。

女性用風俗という仕事の存在は、まったく知らなかった。知り合いから「女性用風俗をやっているんだけど知ってる?」と声をかけられ、向いているから入った方がいいと勧められて紹介を受けたのが始まりだ。

もともと女性が大好きだったと、本人は率直に話す。転職を考えていたタイミングでもあり、営業時代は男性と接することがほとんどだったため、もっと女性と関わる仕事がしたくなったのかもしれない、と振り返っている。

Shizuku編集部
動機を飾らずに話す一方で、話の中心はすぐに「女性がどう感じるか」に移っていく。この切り替えの早さが、新庄の話全体に通じる特徴だった。

汗だくだった初接客と、講習で受けた感動

デビューして初めてのお客様のことは、今でも覚えているという。内心では「今のは間違えたかも」と焦る場面もあったが、とにかくそれを表に出さないよう必死だった。必死すぎて汗もすごかったと話す。

講習についても、初めてのときは感動が大きかったと振り返る。印象に残っているのは、次のような気づきだ。

  • 女性は男性より力が弱いので、優しく触れることが大切
  • 男性はつい力を強くしがち
  • 思っていたよりも、ずっとゆっくりしたペースで触れる必要がある

自分の感覚のままでは女性に合わない、と知ったことが出発点になった。この「自分基準を疑う」姿勢は、次に語られる見た目の話にもつながっている。

顎ひげとツーブロックをやめた理由

仕事を始めて変わったこととして新庄が挙げたのは、女性が理想とする男性像は、男性がかっこいいと思っているものとは違う、という気づきだった。

以前は顎ひげを生やし、短髪のツーブロックという、いかつい雰囲気に憧れていた。しかし女性は、ひげがなく、少しおしゃれな髪型の男性を好むことが多いと知り、万人に受け入れられる方向へ見た目を変えていった。

今でも、自分の好みが少し女性の好みに寄ってきた感覚はあるものの、不安の方が大きいという。服や髪型を選ぶときは、自分がかっこいいと思うものではなく、まず女性の意見を取り入れる。女性に見られている意識が強くなったことが、一番大きな価値観の変化だと語った。

初対面の不安を減らす「話しやすさ」

自分の性格を聞かれると、新庄は「人懐っこい方」と答えた。相手との距離を詰めるのはうまいと自負しているという。

ストロングポイントとして挙げたのは話しやすさだ。女性用風俗では、初めて会う男性と個室で2人きりになる。女性は基本的に緊張しているし、怖さを感じる人も多いはずだ、と新庄は考えている。

だからこそ「この人なら任せても大丈夫」と思ってもらえる安心感を与えることを、意識して接客しているという。

Shizuku編集部
初めての利用で一番不安なのは、施術の中身よりも「知らない男性と2人きりになること」だという人は少なくない。その不安を前提に会話の入り方を考えているセラピストがいることは、知っておいて損はない。

向いているのは「女性への愛」と「対応力」がある人

セラピストに向いている人を聞かれ、新庄は2つを挙げた。

  • 1番 女性への愛が強い人
  • 次に 対応力がある人

自分のエゴが出てしまうのはよくない。女性への愛や対応力がある人は、自分の気持ちを押し殺して、目の前の女性に寄り添った対応ができる、というのが本人の考えだ。

思いがけないお願いをされることもある。その場合も、どう断るか、どう伝えるか、言い方が大事になる。

日頃から意識しているからこそ、とっさの場面でも自然に言葉が出る。どれだけ日々それを意識して過ごすかだ、と新庄は話した。

「なおやがいいよね」と言われる瞬間と、仕事への誇り

うれしかったことを聞かれると、新庄は「たくさんありますけど」と前置きしてこう答えた。全国に何千人とセラピストがいる中で自分を指名してくれ、さらにリピートしてくれる。そして「なおやがいいよね」と言われた瞬間が1番うれしいという。

誇りを感じるのは、多くのお客様が「疲れたから会いたい」「自分へのご褒美に会いたい」と言ってくれるときだ。セラピストは女性を癒やし、女性が頑張るための活力になっている。それが誇りだと語った。

仕事を続けられている秘訣は「女性愛」に行き着くという。女性からの目線があるから見られる意識が上がり、女性にかっこつけたいから仕事を頑張れる。

前職は男性ばかりの環境だったこともあり、もうそこには戻れない、この仕事は天職だと話していた。

2024年度グループ年間1位、そして副店長としての葛藤

セラピストとしての実績も聞かれた。OASISにはポイント制度があり、新庄は2024年度、全国のOASISメンバーの中で年間ランキング1位を獲得した。本店でも、ポイントランキングとリピートランキングの両方で12か月連続1位を取り続けたという。

副店長としての運営の仕事

現在は副店長として運営を優先しているが、予約は受け付けており、セラピストとしても活動している。運営の仕事は、セラピスト一人ひとりとの個人面談やイベントの企画など、お店の売上アップにつながる施策を考えて動くことだ。

イベントの例として挙がったのは、長時間の「貸切」をテーマにした企画だ。お客様は長く一緒にいたくてもなかなか言い出せず、セラピストも提案しづらい。そうした気持ちをイベントで後押しする、という考え方だという。

クリスマスのイベントも毎年あり、イブと当日の予約は、表には出さなくてもお客様もセラピストもみんな気にしているのだろう、と話していた。

しんどいのは後輩の育成

一方で、しんどいこともある。それは対お客様ではなく、後輩の育成だ。経験を重ねるうちに、自分の固定観念から抜け出せない後輩が出てくる。その人にとっての「当たり前」を当たり前でなくさせるのが難しいという。

Shizuku編集部
新庄は「男ってプライドが高いので」と言い、プライドを傷つけずにどう伝えるかに悩んでいると明かした。プレイヤー時代から質問されることが多く、頼られる兄貴のような存在だったという。動画のタイトルにある「闇」は、本人の言葉で語られた範囲では、この教える側の悩みのことだった。

それでも、これまで培ってきたものを下の子に教え、自分が見てきたのと同じ景色を見せたい。新庄は副店長としての思いをそう語っている。

オフの過ごし方と、代表・青山翔輝の右腕として

サウナと食事の時間

プライベートはほとんどないというが、好きなのはサウナや大型スパ施設でのんびり過ごすこと。ただ、今は仕事が楽しく、スパに行っても結局ずっと仕事をしているという。

1番幸せを感じるのはご飯を食べる瞬間だ。高校と大学でボクシングをしていて、減量がきつかった経験から、食事へのありがたみが人一倍あるという。その日に食べたいと思ったものを食べに行くのが至福の時間だそうだ。

青山翔輝の下で見たい景色

将来の目標を聞かれると、代表の青山翔輝の名前を挙げた。あれほど目標に向かって突き詰められる人は見たことがなく、自分はそこまではなれないと思っている。だからこそ、青山の下で、その夢がかなう瞬間を一緒に見たいという。

  • 部活では副部長、今は副店長と、昔からサポート役に回ることが多い
  • 0から1を生み出すより、1を10にする方が得意だと自己分析している
  • OASISのオープン当初から青山についてきており、青山はワクワクをくれる存在だと話す

最後のメッセージでは、女性用風俗といえば今は東京秘密基地が真っ先に挙がると認めたうえで、青山とともに東京秘密基地を超えることを目標にOASISを盛り上げていると語った。

まとめ

  • 新庄なおやはOASIS本店の副店長。セラピスト歴は今年で4年目で、前職は営業職
  • 初接客は汗だくになるほど緊張し、講習では女性に合わせた力加減やペースに気づいて感動したという
  • 見た目も服も、自分のかっこいいではなく、まず女性の意見を取り入れて選ぶようになった
  • 強みは話しやすさ。初対面の女性の緊張や怖さを前提に、安心感を与えることを意識している
  • 2024年度はOASISのポイント制度で全国の年間ランキング1位。本店ではポイントとリピートの両ランキングで12か月連続1位
  • 副店長としては、後輩の固定観念をプライドを傷つけずに変えていくことに難しさを感じている

※本記事は、女風ドキュメンタリーの動画「【夜録】女性大好きで女風業界へ→グループNo.1獲得…その栄光と闇とは(オアシス本店副店長・新庄なおや)」の内容を文字起こしから確認して構成したものです。経歴・役職・イベント内容などは撮影時点のものです。

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よくある質問

Q新庄なおやはどのお店のセラピストですか?
A

動画の撮影時点で、OASIS本店の副店長を務めています。運営を優先しつつ、予約も受け付けてセラピストとして活動していると話しています。

Q新庄なおやが女性用風俗の仕事を始めたきっかけは何ですか?
A

知り合いから女性用風俗の仕事を紹介され、向いていると勧められたことがきっかけです。それまでは女性用風俗の存在をまったく知らず、営業の仕事をしていました。

Qどのような実績がありますか?
A

OASISのポイント制度で、2024年度に全国のOASISメンバーの中で年間ランキング1位を獲得したと話しています。本店でもポイントランキングとリピートランキングで12か月連続1位だったそうです。

Q接客で大切にしていることは何ですか?
A

話しやすさと安心感です。初めて会う男性と2人きりになる女性の緊張や怖さを前提に、「この人なら任せても大丈夫」と思ってもらえるよう意識していると語っています。

Q動画タイトルの「闇」とは何のことですか?
A

動画内で本人が語ったしんどいことは、お客様との関係ではなく、副店長としての後輩育成でした。固定観念から抜け出せない後輩に、プライドを傷つけずに考え方を伝えることの難しさを挙げています。