OASISグループの人気シリーズ「はしご酒」企画の第3弾が公開された。今回のメンバーは、レナト、いお(28歳)、そしてレギュラーの天宮りんた店長。
「ビジュアル担当」と称される3名が、トリュフポテトチップスや焼き鳥、30%オフのケーキといったおつまみを囲みながら、ランダムボックスから引いたテーマで本音をさらけ出す。いおのメガネ姿に代表が「知的でちょっとエロい。ZOFFで片っ端からかけまくって選んだ」と絶賛するところから始まる、ゆるくも深いトークの全貌をお届けする。

セラピストあるあるが判明——半年間の肩身の狭さと「時間を分で数える」職業病

最初に引かれたテーマは「セラピストあるある」。まず全員がうなずいたのが、「新人時代の半年間は事務所で肩身が狭い」という話題だ。いおのように、一度スイッチが入ると饒舌になるタイプでも、最初の数ヶ月は先輩たちの輪に入れず静かに過ごしていたという。「俺もそれくらいかかった」とりんたも同意する。ただし例外もいて、コミュニケーション力の高いセラピストは2ヶ月ほどで中心に入ってしまうケースもある。「ハルクはやばい。1ヶ月で中心にいる」とキャスでの笑い対決まで勃発しているらしい。

日常生活にも職業病は確実に浸透する。代表的なのが「時間を分で言ってしまう」現象だ。2時間を「120分」、1時間半を「90分」と無意識に換算してしまう。4時間を「240分」と即答できるようになったら、もう完全にセラピスト脳である。セラピストになる前は普通に「1時間半」と言っていたのに、今では「分以外で時間を言えなくなった」と全員が苦笑する。

事務所のロッカー問題も共感を呼んだ。一人一つのボックスが割り当てられているが、いおは複数段を占拠していることが発覚。「幽霊部員のロッカーにこっそり入れている」という暴露に一同爆笑した。「知ってるよ」「掃除してるときにバレてる」とりんたに即座に指摘される。最初は「たまに泊まるだけ」だったのが、気づけば4着のズボンを置き、近くのドンキで買い物し、Amazonで日用品を注文し始め、事実上の居住空間になっていくプロセスは、多くのセラピストが辿る道筋のようだ。

Shizuku編集部
「黒い洋服に黒いリュック、もしくはキャリーケースを持って歩いていたらセラピスト」という街中での”セラピスト検知”能力が磨かれていくのも面白い。清潔感、荷物の量、立ち居振る舞い。
プロ同士だからこそ分かるサインがあり、「波長で分かる」「インスピレーション的なもので雰囲気で分かる」と表現している。

ホテルの裏知識が蓄積される理由——「あそこじゃなくてこっちの方がいいのに」

セラピストが圧倒的に詳しくなるのが、ホテルに関する知識である。場所だけでなく「あのホテルとあのホテルは運営グループが一緒」という業界構造まで把握するようになるという。

街を歩けば、カップルがホテル選びに迷っている場面に遭遇することもある。夜の22〜23時頃、ホテルの前で「ここにする?」と迷っているカップルを見ると、心の中で「いやそこじゃなくて反対側のこっちの方がまだいい」とアドバイスしたくなるのはセラピストの性だ。「休憩2900円から」の安い方よりも「隣の4900円から行った方が設備的に全然違う」という具体的な知見が、日常的に蓄積されていく。

一方で、設備の良くないホテルに当たったときの臨機応変な対応力も語られた。シャワーの温度調節ができない、エアコンが壊れている、ユニットバスしかないのに一緒にお風呂に入りたいとリクエストされる。こうした不測の事態に瞬時に対応できるかどうかは、半年から1年以上の経験が必要だという。夏にエアコンが効かないホテルでの苦い経験も共有された。

悩みの裏にある「幸せの証明」——いお28歳の葛藤

「今の悩み」というテーマでは、いおが「やれることが増えてきた分、絞っていくのが大変」と語ったのが印象的であった。ストレッチのバリエーション、道具の数、施術の引き出し。
すべてが増えていく中で、目の前のお客様に本当に必要なものだけを選び取る力が問われるようになるのだ。

「いつまで現役でいられるのか」という不安も率直に吐露された。いおは現在28歳。「この仕事にストレスがゼロで、こんなに楽しくていいのかと思う」と語りながらも、需要がいつまで続くのかという漠然とした不安を抱えている。

OASIS本店|いお
今までの仕事は”嬉しい”はあったけど”楽しい”はなかった。今は両方満たされている。

この言葉は、セラピストという職業のポジティブな側面を端的に表している。楽しさの中に将来への不確かさが入り混じる。それは現役のプロだからこその悩みであり、裏を返せば「今が充実している」ことの証明でもある。

Shizuku編集部
セラピストのキャリアに対する不安は、業界全体の課題でもある。しかし一条はじめ氏が立ち上げた「3040」のように、30代40代のセラピストが活躍できる場も広がりつつある。
年齢を重ねるほどに深まる人間性やコミュニケーション力は、施術の質を支える武器になる。いおが感じている不安は自然なものだが、この業界の裾野はまだまだ広がっている最中だ。

お客様からの封筒——金銭のやり取りに宿る人間味

セラピストの仕事で男性風俗と大きく異なる文化が、「封筒でお金をいただく」という習慣である。女性のお客様のほとんどが、料金を封筒に入れて渡してくれる。しかもその封筒自体が、時に特別な贈り物になることがある。

ハロウィンやクリスマスには、色紙を使って一から手作りした封筒を持参するお客様もいるという。宣材写真をグッズにプリントしてプレゼントされた経験を持つセラピストもいた。こうした封筒は捨てられず、家にどんどん溜まっていく。それはセラピストにとって、一つひとつのお客様との思い出が詰まった宝物なのである。

女風を始めて変わったこと——「与える喜び」への目覚め

「女風を始める前と後で変わったこと」というテーマでは、「女性に対して優しくなれた」「相手を気持ちよくさせる喜びを覚えた」という回答が出た。
プライベートではクンニの経験もほとんどなかったというセラピストが、施術を通じて「与える喜び」に目覚めていく過程は、この職業の本質を物語っている。初めて女性を潮吹きさせた時の感動も率直に語られた。技術としてだけでなく、相手の反応から得られる充実感が、セラピストとしてのモチベーションの核心にあるのだ。

まとめ——酒と共に溢れ出すセラピストの素顔

ハシゴ酒シリーズが好評を博す理由は、セラピストの「人間味」が見えるところにある。本記事の要点を振り返る。

  • 新人時代は半年間肩身が狭く、時間を分で数える職業病がもれなくついてくる
  • ホテルの運営グループまで把握するほどの裏知識が日常的に蓄積される
  • お客様からの手作り封筒は捨てられず、思い出の宝物として家に溜まっていく
  • 28歳のセラピストが感じる「楽しいけれどいつまで続けられるか」という率直な葛藤
  • 「与える喜び」への目覚めが、セラピストとしてのモチベーションの核心にある

プロフェッショナルの裏側にある「普通の青年」の姿が、親しみやすさと信頼感を同時に生み出している。

よくある質問

Qセラピストあるあるで一番共感されるものは?
A

「時間を分で数えてしまう」「街中でセラピストっぽい人を見分けられるようになる」「ホテルに異常に詳しくなる」の3つが特に共感を集めている。

Qセラピストの荷物はどれくらいあるのか?
A

道具が増えていくタイプのセラピストは、キャリーケース1つ分を超えることも珍しくない。事務所のロッカーが足りなくなり、幽霊部員のスペースまで使ってしまうケースもある。

Qホテルの設備が悪い場合、施術に影響はあるか?
A

影響はゼロではないが、経験豊富なセラピストは臨機応変に対応する力を持っている。逆にそうした不測の事態への対処力こそ、半年〜1年の経験で培われるプロの証と言える。

Qセラピストはいつまで現役で続けられるのか?
A

年齢の上限は明確には決まっていない。30代40代専門の「3040」のような店舗も登場しており、年齢を強みに変えられる市場は拡大中である。